DL/I

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Data Language/1 (ディー・エル・ワン。DL/I, DL/1)は、IBM階層型データベースに対する照会言語、または同名のデータベース管理システムである。

呼称[編集]

「DL/I」または「DL/1」と記載される。IBMの製品マニュアル等では「DL/I」が多い。「PL/I」(ピー・エル・ワン。同時代のIBMのプログラミング言語)と同じネーミングである。

特徴[編集]

階層型データベースのアクセス言語としての「DL/I」は、以下のコマンドがあり、製品にもよるがCOBOLPL/ICSystem/390アセンブリ言語などから発行できる。

  • GU(Get Unique)
  • GN(Get Next)
  • ISRT(Insert)
  • DELT(Delete)
  • REPL(Replace)
  • その他(GNP、GHU、GHN、GHNP、PURGなど)

長所[編集]

  • 階層型データベース自身の特徴として、大規模データベースでも、高速で容量が少なく見積もり精度が高い
  • レコード単位の読み書きのため、レコードを扱うプログラミングが容易(SQLのような表のカーソル操作は不要)

短所[編集]

  • 専用のスキルが必要(現在は階層型データベース自体が少なく、照会言語もSQLのように標準化はされていない)
  • レコードの絞込みはアプリケーションで行う必要がある(SQLでのWHEREに相当する機能が弱い)

製品[編集]

DL/Iは、以下の階層型データベース管理システム (DBMS) で使用されている。