3Blue1Brown

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3Blue1Brown
チャンネル名とロゴは、グラントの右目にちなんだもので、青色と茶色の虹彩異色症である[1]。また、このチャンネルの数学を視覚化する取り組みを象徴している[‡ 1]
人物
生誕 Grant Sanderson
(生年月日非公開)
公式サイト 3Blue1Brown.com
YouTube
チャンネル
活動期間 2015–現在
ジャンル 数学教育
登録者数 535万人
総再生回数 3億5000万再生
関連人物 Matt Parker, MinutePhysics, Numberphile, Smarter Every Day, Mark Rober
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年7月30日時点。
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3Blue1Brownスリーブルーワンブラウングラント・サンダーソンにより運営されている数学のYouTubeチャンネルである[3]。このチャンネルは、視覚的な観点から高等数学を教えること、そしてサンダーソンが「inventing math」と呼ぶ数学における発見と探究に基づく学習過程に焦点を当てている[4]。2023年8月 (2023-08)現在、チャンネルの登録者数は540万人[‡ 3]

グラント・サンダーソン[編集]

生い立ちと教育[編集]

サンダーソンは2015年にスタンフォード大学を卒業し、数学の学士号を取得した。2015年から2016年までカーン・アカデミーのコンテンツ・フェローシップ・プログラムの一員として働き、多変数微分積分学に関するビデオや記事を制作した後、3Blue1Brownに全力を注ぐようになった[‡ 4]

経歴[編集]

3Blue1Brownは、2015年のはじめにに個人的なプログラミング・プロジェクトとして始まった。ポッドキャスト「Showmakers」のエピソードで、サンダーソンは、自分のコーディングスキルを練習したくて、Pythonグラフィックス・ライブラリを作ることにして、それが最終的にオープンソースプロジェクト「Manim」(Mathematical Animation engine)になったと説明した[5]。プロジェクトの目標を持つために、彼はライブラリを使ってビデオを作成し、YouTubeにアップロードすることにした。2015年3月4日、彼は最初の動画をアップロードした。彼はさらに動画を公開し、グラフィックツールを改良し始めた[5]

2020年、グラント・サンダーソンは、アラン・エデルマン、デビッド・サンダース、ジェームズ・シュロス、ブノワ・フォーゲットとともに、「Introduction to Computational Thinking」というMITのコースの制作者兼講師の一人となった。このコースでは、プログラミング言語Juliaとグラント・サンダーソンのアニメーションを使って、畳み込み画像処理COVID-19データの可視化、疫病モデリングレイトレーシング、気候モデリング入門、海洋モデリング、そしてこれらのトピックの背景にあるアルゴリズムなど、さまざまなトピックを説明している。

2023年、サンダーソンはジョーダン・エレンバーグ英語: Jordan Ellenbergと並んで、数学的なアイデアや情報を継続的に提供するコミュニケーターを奨励・表彰するJPBMコミュニケーション・アワード英語版を受賞した[6]

動画[編集]

3Blue1Brownの動画は、数論位相幾何学などの純粋数学だけでなく、計算機科学や物理学などのより応用的なトピックも含め、数学を視覚化することをテーマにしている。主に、サンダーソンによって書かれたPythonアニメーションライブラリであるManimによって生成されているが、macOSGrapherなど、他のソフトウェアによって描画されることもある[‡ 1]

このチャンネルの動画はPopular MechanicsABC NewsQuanta Magazineで紹介されている[7]。サンダーソンは、NumberphileLex Fridman、the Art of Problem Solving、Siraj Raval、Showmakersのポッドキャストに出演した。[8]

2022年2月、サンダーソンは情報理論を用いて、Wordleで最初に入力する最良の単語はCRANEであると決定した[9]。後に、彼は最良の単語を決定するために書いたコードにバグがあり、実際には最良の単語はSALETであると述べた[10]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Grant Sanderson The Hope Diamond, https://www.youtube.com/watch?v=A0RH93XvSyU&t=83s 
  2. ^ a b 3Blue1Brown Monthly YouTube Statistics - Socialblade.com”. socialblade.com. 2018年9月28日閲覧。
  3. ^ 3Blue1Brown”. www.3blue1brown.com. 2022年11月28日閲覧。
  4. ^ (英語) What does it feel like to invent math?, https://www.youtube.com/watch?v=XFDM1ip5HdU 2022年11月28日閲覧。 
  5. ^ a b Grant Sanderson - 3Blue1Brown - Math Education & Programming Animation Software”. Showmaker's (2018年1月12日). 2019年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月26日閲覧。
  6. ^ "Jordan Ellenberg and Grant Sanderson receive 2023 JPBM Communications Award" (Press release) (英語). American Mathematical Society. 13 September 2022. 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月3日閲覧
  7. ^ Examples of press coverage:
  8. ^ List of podcast appearances:
  9. ^ Wordle's best starting word found by YouTuber using math”. Polygon. 2022年2月7日閲覧。
  10. ^ These are the best starting words to use to play Wordle, according to a math expert”. USA Today. 2023年8月24日閲覧。

一次資料[編集]

  1. ^ a b FAQ/Contact” (英語). 3Blue1Brown. 2020年7月29日閲覧。
  2. ^ “Grant Sanderson on Twitter” (英語). Twitter. https://twitter.com/3blue1brown/status/1022678268716167168 2018年9月1日閲覧。 
  3. ^ 3Blue1Brown - YouTube”. YouTube. 2023年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月3日閲覧。
  4. ^ About the author”. 2020年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月26日閲覧。

外部リンク[編集]

  • 3Blue1BrownJapan - 東京大学の有志学生団体が運営する、日本語版公式チャンネル。3Blue1Brownの動画(英語)を翻訳・再編集したものを、公式にライセンスされた状態で公開している。