黒犬O'clock

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黒犬O'clock
漫画
作者 遠藤海成
出版社 メディアファクトリー
掲載誌 月刊コミックジーン
レーベル MFコミックスジーンシリーズ
発表号 2011年7月号 - 休載中
発表期間 2011年6月15日 -
巻数 既刊2巻(2012年4月27日現在)
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黒犬O'clock』(くろいぬおくろっく)とは、遠藤海成による日本漫画作品。『月刊コミックジーン』(メディアファクトリー)にて、2011年7月号(創刊号)より連載開始[1]。2012年5月号に掲載されたのを最後に休載している。単行本は2012年4月27日現在で既刊2巻。

あらすじ[編集]

幼い頃から、人の死期を正確に知る特殊能力を持つ男子高校生・小野田暁は、ある日最愛の祖母の死が近いことを知る。「せめて、悔いのない死に方をさせたい」と思った暁は、理想の死に方をプロデュースするという会社『ブラックドッグ』を訪れる。そこには、思いも寄らぬ出会いが待ち構えていた。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

小野田 暁(おのだ あき)
本作の主人公。高校2年生。16歳。陸上部所属。幼い頃から、時限時計という特殊能力を持つ。大人しく優しい。最愛の祖母の死期が近いことを知り、『ブラック・ドッグ』を訪れるが、その代価として、1年間『ブラック・ドッグ』で働くことになる。好きなタイプは、年上の女性。成績、運動神経は、それなりに良い。
遠藤作品では、初めての男性主人公[2]
吉宗(よしむね)
『ブラック・ドッグ』社員。小学6年生。幼くして、天才的な頭脳と莫大な貯金を持つ。暁達の仕事をプロデュースしてくれる。接客時は、笑顔を絶やさず丁寧に接するが、実際は歯に衣を着せぬ性格で、関西弁を話す。
十時 いばら(ととき いばら)
暁と同じ高校に通う女子生徒。高校1年生。通称:いばら姫。命数時計という特殊能力を持つ。イングランド人の父親と日本人の母親のハーフ。物静かで、しっかり者。よく意味深な発言をする。ミステリアスな雰囲気の美少女だが、意外と身体能力は高い。『ブラック・ドッグ』と関係があると思われるが、本人曰く「無関係という関係」。
十時 蓮(ととき れん)
『ブラック・ドッグ』社員で、いばらの兄。大学2年生。妹・いばらと同じく命数時計という特殊能力を持つ。いつもマイペース。職場では、よく吉宗の遊び相手をしている。いばらを溺愛している。

その他の登場人物[編集]

嘉原 清春(よしはら きよはる)
暁のクラスメイトで、親友。女好きでお調子者。学生にして、プロサッカー選手。成績、運動神経、容姿の良さから、学校での人気が高く、マスコミにも取り上げられたこともある。将来は、ドイツで活躍したいと思っている。
小野田 実月(おのだ みづき)
暁の妹。中学生。兄・暁のことを「暁ちゃん」と呼ぶ等、生意気な性格。清春とも仲が良い。
志保(しほ)
『ブラック・ドッグ』の受付嬢。

用語[編集]

有限会社ブラック・ドッグ
吉宗が経営する会社。「理想の死に方」をプロデュースしてくれる。場所は、ビルの5階にある。
時限時計(カウントダウン)
暁が持つ特殊能力。12日前から人の死期を正確に知ることが出来る。死期が近い者の胸に、時計が見える様になり、12日経つと時計が壊れ、相手は死ぬ。 なお、「時限時計」という名前は、吉宗がつけたもの。
命数時計(リミット)
十時兄妹が持つ特殊能力。人の一生の残り時間を知ることが出来るが、秒針が無い為、時限時計と比べて正確性に欠ける。

書誌情報[編集]

  • 遠藤海成『黒犬O'clock』メディアファクトリーMFコミックス ジーンシリーズ〉、既刊2巻(2012年4月27日現在)
    1. 2011年11月26日発売[3]ISBN 978-4-84-014069-0
    2. 2012年4月27日発売[4]ISBN 978-4-84-014461-2

脚注[編集]

  1. ^ コミックジーン2011年7月 創刊号”. 月刊コミックジーン. 2021年1月30日閲覧。
  2. ^ コミックナタリー-Power Push 月刊コミックジーン
  3. ^ 黒犬O'clock 1”. KADOKAWA. 2021年1月30日閲覧。
  4. ^ 黒犬O'clock 2”. KADOKAWA. 2021年1月30日閲覧。

外部リンク[編集]