鳥籠ノ番

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鳥籠ノ番
漫画
作者 陽東太郎
出版社 スクウェア・エニックス
掲載サイト ガンガンONLINE
レーベル ガンガンコミックスONLINE
発表期間 2012年8月16日 - 2014年4月17日
巻数 全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

鳥籠ノ番』(とりかごのつがい)は、陽東太郎による日本漫画

あらすじ[編集]

黒辺銀が高校に入学して半年たったある日、クラスメイトの白鷺雲が行方不明になった。1か月たっても、彼女の行方は分からないまま。しびれを切らし、クラスの有志6人が捜索のために向かったのは5年前に閉園した「鳥ノ森遊園地」。園の最奥部に位置する「鳥籠城」には、「二人で入って出てくると永遠に結ばれる」という噂があり、行方不明になる前の白鷺雲が行きたいと漏らしていたからだ。お化け屋敷のような廃墟と化した鳥籠城に入った6人は、鎖のついた鉄の首輪で2人ずつペアでつながれた状態で、何者かの手によって閉じ込められる。脱出のためのルールは2つだけ。1つ「2人1組で行動する」。2つ「選んだ道は戻れない」。

登場人物[編集]

黒辺 銀(くろべ ぎん)
高校1年生の男子。いつも小さい声でブツブツ独り言を呟いているので、周囲に変り者だと思われている。他の5人には不思議がられているが、白鷺雲の捜索隊に参加したのには理由がある。観察力・洞察力ともに鋭い。
金森 楓(かなもり かえで)
捜索隊に参加した、黒辺のクラスメイトの女子。「顔良し体良しノリも良し」と鵜川に評されるが、性格はどこか天然。黒辺にも明るく話しかけ、最初は彼と鎖でつながれることとなる。
鵜川 悠介(うがわ ゆうすけ)
捜索隊に参加した男子。鶴巻に「テキトー男」と言われるほどノリは軽いが、思いやり深い一面も持つ。鶴巻のことが密かに好き。最初は彼女と鎖でつながれることとなるが、そのために悲劇を一番間近で目撃することとなる。
鷹原 ゆま(たかはら ゆま)
捜索隊に参加した女子。鳩谷とつきあっており、その様子は周りに「バカップル」「独特」と評される。少しわがままで、お嬢様気質。捜索隊に参加した目的は、白鷺を探すというより、鳥籠城のジンクスを鳩谷と試すためのようにも見える。
鳩谷 蒼(はとや あおい)
捜索隊に参加した男子。鷹原とつきあっており、強引な彼女に若干押され気味である。最初は鷹原と鎖でつながれる。メガネをかけている。
鶴巻 咲(つるまき さき)
捜索隊の提案者である女子。活発な性格でリーダーシップを発揮し、鵜川に想いを寄せられるが、最初に悲劇に見舞われることとなる。
白鷺 雲(しらさぎ くも)
彼女の行方不明がこの事件の発端となる。鷹原に「どっちかっていうと派手」と評され、市内の駅で若い男と一緒にいたのが最後の目撃情報。物語の冒頭で、血を流して床に転がる男性と鎖でつながれた描写がある。翼の形をした髪飾りをいつも身に着けていた。
白鷺 雪(しらさぎ ゆき)
白鷺雲の姉であり、外見は雲とよく似ている。両親を亡くしており、2人きりの家族である雲に髪飾りをプレゼントしていた。雲と黒辺の関係を知っている。

書誌情報[編集]

外部リンク[編集]