鬼塚古墳 (玖珠町)
鬼塚古墳 | |
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所在地 | 大分県玖珠郡玖珠町小田908 |
形状 | 円墳 |
規模 | 直径約12メートル、高さ約4メートル |
築造時期 | 6世紀後半 |
史跡 | 大分県指定史跡 |
鬼塚古墳(おにづかこふん)は、大分県玖珠郡玖珠町大字小田にある古墳。1953年(昭和28年)4月20日に大分県の史跡に指定されている。
概要[編集]
伐株山の西麓で、玖珠川左岸の丘陵地の先端に位置する。現状では直径約12メートル、高さ約4メートルの円墳であるが、墳丘は周囲が大きく切削されており元来の形状は不明である。墳丘は後世に川原石で覆われ、頂上に社殿が建てられている。
主体部は横穴式石室で、羨道部を持ち、玄室と前室からなる複室構造である。前室と玄室を区切る右袖石や、玄室の奥壁、側壁など4か所に、赤を基調に一部黄色や白色の顔料を用いた装飾が見られる。奥壁には同心円文、円文、船、右側壁は同心円文、円文、左側壁には円文、人物が描かれている。
発掘調査は行われていないが、石室の構造や装飾から6世紀後半の築造と推定されており、被葬者は玖珠川左岸を支配した首長であると考えられている。