金銀周

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金 銀周(キム・ウンジュ、김은주、 Kim Un-ju) は元デパートの従業員。1993年、兄妹スパイ団事件の犯人としてその兄で「反核平和運動連合」政策委員、金三石(キム・サンソク)と2人で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のスパイとして、在日朝鮮団体から工作資金を受け取ったなどとして起訴された。二人は日本で郭東儀(反国家団体韓民連幹部)、李佐永(鬱陵島スパイ事件主謀者)と接触したことが明らかにされている[1]

兄嫁は第21代国会議員選挙で当選した、共に民主党 議員で、韓国挺身隊問題対策協議会(現正義連)元理事長尹美香(ユン・ミヒャン)。兄金三石は2005年インターネットメディア「水原市民新聞」を創設者兼代表者。夫 崔基永(チェ・ギヨン)は民主労働党事務副総長は、北京で北朝鮮工作機関である対外連絡部のユ・キスン副部長らと接触していたことが発覚して2006年「一心会スパイ事件」で逮捕され、懲役3年6か月の実刑判決を受けた。崔基永は、朝鮮労働党を「我らの党」、金日成を「偉大なる将軍様」と呼んでいたという[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b 西岡力増補新版『よくわかる慰安婦問題』 草思社文庫、2012年改版、273頁より引用

関連項目[編集]