蛇の回転

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蛇の回転は、日本の心理学者の北岡明佳2003年に発表したことで知られる錯視画である[1][2]

内容[編集]

蛇を連想させる図柄が描かれている錯視画である。

作品の構造としては、描かれた図柄が回転している様に錯視される作りになっている。北岡によれば、先行して作成した錯視画「卯図」を書籍『トリック・アイズ2』に掲載したところ盗作騒ぎがあり、そんなに注目されるものならば、と思い立ってより作りこんだのが「蛇の回転」であるという[3]

2019年にはAIも錯視したという研究結果がある[2]。また60歳からは錯視が見えなくなる事があるという研究結果がある[4]

脚注[編集]

  1. ^ 北岡(2017) p.94
  2. ^ a b 静止画なのに回って見える AIも「錯視」 ディープラーニングで再現に成功”. ITmedia NEWS (2018年3月22日). 2021年4月15日閲覧。
  3. ^ 北岡(2017) p.96
  4. ^ トリック・アイズ グラフィックスより

参考文献[編集]

  • 北岡明佳『おもしろサイエンス 錯視の科学』日刊工業新聞社、2017年。ISBN 978-4526076572 

外部リンク[編集]