紳士録

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紳士録(しんしろく)とは、官僚大企業役員芸術家など著名人のうち、存命で活躍している人物の情報を掲載した本を指す。

図書館では必ず所蔵[要出典]されているポピュラーな書籍。

生年月日と出身地、最終学歴はもちろん、刊行時点での居住地、場合によっては家族情報や趣味などの個人情報が記されていることもある。「Who's Who」や「人名年鑑」とされていることもある。

日本では、興信データが1903年から出版している『人事興信録』がある。2009年6月現在の最新版は第45版(2009年1月発行)。他に交詢社(現・交詢社出版局)が1889年から隔年で『日本紳士録』を出版していたが2007年4月に刊行された第80版で休刊。

国際的な紳士録としては、アメリカのNew Communications inc.による『Marquis Who's Who』等がある。

図書館情報学[編集]

存命の人物の情報は、人名辞典などにも掲載されていないことが多いため、未だ活躍中の人物、あるいは近年に没した人物のことを調べるときには、調べるための端緒となる本である。

紳士録商法[編集]

紳士録は掲載されることそのものがステイタスと考える人もいるため、悪用されることも多い。紳士録を頼んでもいないのに一方的に送りつけたり、誤認を誘う説明をわざとして買うようにしむけたり、あるいは電話で掲載許可を求めた上で出版後に掲載料を支払えと代金を請求するのが紳士録商法である。他に、紳士録掲載時には支払いを求めないが、後日出版社が「創作」したという賞の受賞を持ちかけ、その対価の支払いを求める例もある。 この商法で悪名高い出版社に、 International Biographical Centre (IBC)、 American Biographical Institute (ABI)等がある。

関連項目[編集]