箱入り娘 (パズル)

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箱入り娘
最終状態

箱入り娘(はこいりむすめ)は、スライディングブロックパズルの一種。

「娘」「父親」「母親」などの大きさの異なるブロックを動かして、初期状態でいちばん上に配置されていた「娘」を下の隙間から外に出すのが目的。ブロックの名称や形にはいくつかのバリエーションがある。

目次

[編集] 構造と配置

このパズルは以下の要素で構成される。

  • 4×5の大きさの箱。
  • 2×2の大ゴマ(いわゆる「娘」) : 1個
  • 2×1の長方形ゴマ : 4個か5個
  • 1×1の小ゴマ。 : 4個か6個

通常、大ゴマは上辺中央に置かれ、それを下辺中央の穴から出すのがパズルの目的になる。箱の下辺に穴がない製品もあるが、その場合、大ゴマを下辺中央に移動させることが目的となる。

初期配置はいろいろあり、難易度および最小手数が異なる。一般的に、長方形ゴマが4個より5個の方が難しい。「上辺中央は大ゴマ、下辺中央の2マスは空き」として残りの部分に長方形ゴマ・小ゴマを配置したとき、多くの場合に解があるが、いくつかの配置では解けない。

箱入り娘のポピュラーな初期配置
将棋の駒の図柄のパズル。中央下の「将棋パズル」と書かれた赤い駒を除き、その他の駒を動かして「王将」を下辺中央の出口から外に出す。

ポピュラーな初期配置は右図の通り。これは81手の解があり、やや難しい配置である。

上記画像のように「娘」とその周辺を文字にした図柄が有名であるが、それ以外にも「チェス」「トランプ」「将棋のコマ」「人物」などのバリエーションがある。無地のものも多い。「娘」を使っているものでも、周辺のコマが下男・下女・番頭・丁稚などになっているものもある。「箱入り娘」といえば同じ構造を持ったこれらのパズルすべてを指す。

[編集] 歴史

ブロックの名称が江戸時代から昭和初期の町人の家族構成を反映していることから、日本古来のものと考えられがちだが、日本で流行し始めたのは昭和10年(1935年)代のことであり、世界各地に同様のパズルが存在している。

英語では「Klotski」(ポーランド語で木のブロックを意味する「klocki」より)と呼ばれる。ルイス・W・ハーディ(Lewis W. Hardy)は「Pennant Puzzle」の名で1909年に商標を登録し、1907年にはすでに特許も出願している[1]イギリスでは同様のパズルが1932年に特許出願されており[2]フランスにも「赤ロバ」と呼ばれる同様のパズルがある。中国では「華容道」と呼ばれ、1940年代後半以降に広く知られるようになった。各ブロックの名前が『三国志』に由来するパズルとなっており、「娘」にあたるブロックは曹操となっている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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