楊光 (前漢)

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楊光(ようこう)は、古代中国の前漢時代の工人、官僚である。生没年は不明。武帝に仕え、将作大匠となった。

はじめ工人であったが、作った物を武帝に褒められ、土木建築の長官である将作大匠に取り立てられた[1]。その時期は、武帝の在位期間である紀元前141年から紀元前87年のいつかである。将作大匠になった人物の史料上の初見だが、他に知られることはない[2]

脚注[編集]

  1. ^ 『漢書』巻70、傅常鄭甘陳段伝第40、陳湯伝。ちくま学芸文庫版『漢書』6の227頁。
  2. ^ 南澤良彦「漢代の将作大匠と儒教」、3- 4頁。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

  • 楊光 - 同名の人物の一覧