東京ピアノ工業

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東京ピアノ工業株式会社(とうきょうピアノこうぎょう)は、かつて存在したピアノ製造業者である。1949年創業。イースタイン (EASTEIN) ブランドのピアノを生産していたことで知られる。本社は東京、製造工場は宇都宮市にあった。

歴史[編集]

  • 1949年4月発足。発足時の社長は松尾新一松尾伝蔵長男)、工場長は瀬島利四夫瀬島龍三弟。のち2代目社長)。
  • 1964年、ピアノ調律師の杵淵直知を技術顧問に迎えた[1]
  • 1973年3月4日倒産。
  • 1973年7月10日社員有志により、自主生産組織東京ピアノ親和会として再発足。
  • 1990年6月15日廃業。

ブランド[編集]

  • UNIVERSAL(ユニバーサル)(初期)
  • EASTEIN(イースタイン)

EASTEINというブランド名は、東京ピアノ工業の東から「EAST」と有名ピアノメーカースタインウェイ・アンド・サンズ(STEINWAY & SONS)を連想させるSTEINを組み合わせて作られた。

イースタインブランドは、アップライトピアノではブリュートナーコピーのB型、ベーゼンドルファーのコピーのT型がある。グランドピアノも製作しており、円形支柱など構造と音色に特徴がある。

出典[編集]

  1. ^ 世界名器探訪”. 砂田ピアノ調律事務所. 2018年5月16日閲覧。

参考文献[編集]