晋州 (河北省)

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晋州(しんしゅう)は、中国にかつて存在した元代から民国初年にかけて、現在の河北省石家荘市晋州市衡水市北部に設置された。

概要[編集]

1215年太祖10年)、モンゴル帝国により祁州鼓城県に晋州が置かれた。1238年太宗10年)、晋州は鼓城等処軍民万戸府と改められた。1261年中統2年)、鼓城等処軍民万戸府は晋州と改められた。元のとき、晋州は真定路に属し、鼓城・安平饒陽武強の4県を管轄した[1]

1369年洪武2年)、により鼓城県は廃止され、晋州に編入された。晋州は真定府に属し、安平・饒陽・武強の3県を管轄した[2]

1724年雍正2年)、により晋州は直隷州に昇格した。1734年(雍正12年)、晋州は正定府に転属し、属県を持たない散州となった[3]

1912年中華民国により晋州は廃止され、晋県と改められた。

脚注[編集]

  1. ^ 元史』地理志一
  2. ^ 明史』地理志一
  3. ^ 清史稿』地理志一