星野味庵

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星野 味庵(ほしの みあん)は、戦国時代 会津の人。会津小笠原流の一派、味庵流の祖。

小笠原長時貞慶父子が会津に赴いた折、星野味庵宅に在し、長時はそこで没した。その際、畑興実(畑流の祖)と共に小笠原流弓馬故実を伝授された。以来、会津には味庵流、畑流、二派の小笠原流が伝えられた。

本朝武芸小伝』巻之二に

「星野味庵者与畑興実同会津人也、始号掃部。小笠原長時到会津。天正十一癸未年(一五八三)於星野之宅卒、始味庵扣長時貞慶伝書。長時詳授与之。至今弥味庵流。末流在諸州。」

とある。