抽象化

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抽象化(ちゅうしょうか)とは、思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は無視する方法である。

目次

[編集] 抽象化の応用

[編集] 抽象化の具体例

  • 現実の三角関係

三角関係となっている、伊藤(男性)、西園寺(女性)、桂(女性)がいる。

西園寺は伊藤が好きで、桂は伊藤が好きで、伊藤は西園寺も桂もどちらも好きである。

  • 抽象化した三角関係

伊藤を♂、西園寺を♀1、桂を♀2と、記号化し、更にAさんがBさんと結婚したいことをA→Bと略すと、

♂←→♀1
♂←→♀2

となる。複雑化回避のため、重婚は考慮しないとすると、この二つは同時には成り立たないことが抽象化によって簡単に理解できる。

[編集] 問題点

抽象化という方法論は、還元主義とかなりの部分重なっており、同じような問題点を抱えていることがある[1]。基礎教育などで学ぶ算数(あるいは数学)など、ある種の分野では抽象化という手法はかなりの確度で有効ではあるが、生の自然や実社会そのものを相手にした時には、過度の抽象化は現実の実態にそぐわないトンチンカンな分析、あるいは重大な誤謬を含んだ結論を生むことが多い。無視してしまった要素も重要であること、あるいは無視してしまった要素のほうがむしろ重要な要素であることが多々あるからである[2]

[編集] 脚注

  1. ^ 別の言い方をすると、実際は還元主義と呼ぶべき手法を使っている時に、「抽象化」という表現でそれを呼ぶことで、それを美化したり誤魔化してしまうことがあるのである。
  2. ^ また、現実の世界はすべての要素が複雑に絡み合い相互作用している複雑系である。

[編集] 関連項目