御春浜主

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御春浜主
時代 平安時代初期
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下陸奥鎮守将軍
主君 仁明天皇
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御春 浜主(みはる の はまぬし)は、平安時代初期の貴族官位従五位下陸奥鎮守将軍

経歴[編集]

承和7年(840年)従五位下に叙爵し、鎮守将軍に任ぜられる。承和10年(843年)陸奥鎮守将軍として以下を言上し、許されている[1]

  • 健士は元々勲位を持ち、調庸雑徭の負担がない者である。これまで鎮守府では武芸に優れた者を選んで健士と名付け、食糧を支給して租税を免除し、順番に兵役を担当させてきた。しかし現在勲位を持つ者はおらず、健士に充当することができない。そこで格旨を踏まえて、白丁を動員し公の食糧を支給して調庸を免除する扱いとしたい。なお、人には得意分野が異なるため、射が下手な健士は下等の兵士に準じて、城の修理に使役することとしたい。

官歴[編集]

続日本後紀』による。

脚注[編集]

  1. ^ 『続日本後紀』承和10年4月19日条

参考文献[編集]