太陽の中の恋 (カンツォーネ)

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太陽の中の恋」(たいようのなかのこい、: Ogni Volta)は、カルロ・ロッシイタリア語版が作詞、ロビー・フェランテイタリア語版が作曲し、1964年サンレモ音楽祭において入賞したカンツォーネ。当時のサンレモ音楽祭は、イタリア人歌手と外国人歌手が、それぞれ同じ楽曲を歌うという趣向であったが、この曲は、アメリカ合衆国の歌手であるポール・アンカと、作曲者であるフェランテが歌った[1]イタリア語の原題は、「いつものこと」といった意味。

ポール・アンカによる歌唱[編集]

ポール・アンカは、B面に「Stasera Resta Con Me」を収めたシングルを、イタリアをはじめとするヨーロッパ各国でリリースした[2]

日本では、1964年にアンカの歌唱をA面、フェランテの歌唱をB面に収めたシングルが出たほか[3]、アンカの歌唱によるこの曲を取り上げた4曲入りEP盤が複数の形態で発表された。

アンカは、サンレモ音楽祭でこの曲をイタリア語で歌っただけでなく、その後も繰り返しこの曲をライブで取り上げ、また後年の録音も残している。2007年にはアルバム『クラシック・ソングス、マイ・ウェイ』 (Classic Songs, My Way) に新たな録音を収録した[4]

脚注[編集]

  1. ^ Sanremo 1964 playlist”. Canzone Italiana. 2019-08--04閲覧。
  2. ^ Paul Anka – Ogni Volta - Discogs (発売一覧)
  3. ^ ポール・アンカ/ロビー・フェランテ - 太陽の中の恋 - SS-1434”. Snow Records. 2019年8月4日閲覧。
  4. ^ Paul Anka – Classic Songs My Way - Discogs (発売一覧)