千曲之真砂

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千曲之真砂(ちくまのまさご)は江戸時代中期の郷土史家俳人瀬下敬忠宝暦3年(1753年)に完稿した信濃国の地誌。

吉沢好謙の『四鄰譚藪』と似た構成の書であるが、一段と詳細に亘っている。全10巻からなり、地域の変遷や、城主の沿革などをたどることによって、信濃一国の歴史を述べたもので、当初は『信濃記』『信濃雑記』といったが、改題された。大正2年(1913年)に『信濃史料叢書』巻1に収録されて復刊された。

参考文献[編集]