北岡正見

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北岡 正見(きたおか まさみ、1903年 - 1979年)は、日本医学者病理学者、ウイルス学者。

略歴[編集]

富山出身。旧制第四高等学校を経て、昭和2年東京帝国大学医学部卒業。同大第三内科入局。同大伝染病研究所入所。昭和16年同大助教授。昭和22年国立予防衛生研究所リケッチア・ウイルス部、昭和27年部長。昭和45年予研副所長、昭和48年退官[1]。1934年2月東京帝国大学医学博士。論文の題は「病原性並に非病原性スピロヘータに関する研究」[2]。孫は女優の髙田万由子、孫婿(高田の夫)はヴァイオリニストの葉加瀬太郎

主な研究[編集]

  • 日本脳炎の伝染経路と予防の研究[1]
  • ポリオ生ワクチンの開発[1]
  • ツツガムシ病、レプトスピラ症の疫学研究[1]

受賞[編集]

  • 昭和23年 - 浅川賞[1]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『日本現代医学人名辞典』、医学書院、泉孝英・編
  2. ^ 病原性並に非病原性スピロヘータに関する研究 北岡正見(東京帝国大学)、学位授与年月日:1934-02-20、CiNii 博士論文