五方両錐形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
五方両錐形
五方両錐形分子の例。七フッ化ヨウ素

化学において、五方両錐形分子構造(ごほうりょうすいがたぶんしこうぞう、Pentagonal bipyramid molecular geometry)とは、1個の原子を中心とした五方両錐形の頂点に7個の配位子が配位した分子構造のことである。完全な五方両錐形は点群 D5h に属し、その分子構造では、1個の原子を取り囲んでいる配位子の結合角に90°と72°の二通りがある(右上図、三方両錐形も参照)[1]。7配位形の分子構造にはこの他に、6配位八面体形にさらに1個の配位子が付加した一面冠八面体(monocapped octahedron)形と6配位三角柱形にさらに1個の配位子が付加した四角面一冠三角柱(monocapped trigonal prism)形がある。七配位構造をとる遷移金属錯体は多いが、その対称性は通常 D5h より低い。

脚注[編集]

  1. ^ Cotton, F. Albert; Wilkinson, Geoffrey; Murillo, Carlos A.; Bochmann, Manfred (1999). Advanced Inorganic Chemistry (6th Edn.) New York: Wiley-Interscience. ISBN 0-471-19957-5.

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 3D Chem - Chemistry, Structures, and 3D Molecules
  • IUMSC - Indiana University Molecular Structure Center