三毛猫ホームズのプリマドンナ

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三毛猫ホームズのプリマドンナ』(みけねこホームズのプリマドンナ)は、日本の小説家赤川次郎によって1989年に発表された三毛猫ホームズシリーズの短編集である。

あらすじ[編集]

声楽コンクールの優勝候補である井田貴子が、朝食のサラダに何かを入れられた。もう一度彼女が狙われてはならないと思った審査員の朝倉宗和は、片山義太郎に会場の警備を依頼した。朝倉によると、朝食のときに彼女と接触したのは、無名ながら実力がある丸山恭子だけのようだ。会場では、貴子と恭子をめぐり次々と事件が発生する。

主な登場人物[編集]

  • 片山義太郎 - 警視庁捜査一課のダメ刑事
  • 片山晴美 - 義太郎の妹
  • 石津刑事 - 晴美に恋をする猫嫌いの刑事
  • ホームズ - 三毛猫
  • 朝倉宗和 - 日本を代表する指揮者。今回の声楽コンクールの審査委員長。

収録作品[編集]

  • 三毛猫ホームズのプリマドンナ(初出『小説宝石』1988年11月号)
  • 三毛猫ホームズのモーニング・コール(初出『小説宝石』1988年7月号)
  • 三毛猫ホームズの古時計(初出『小説宝石』1988年4月号)
  • 三毛猫ホームズの青春ノート(初出『三毛猫ホームズの青春ノート』 岩波書店岩波ブックレット、1984年11月20日 ISBN 978-4-00-004978-8
    著者である赤川次郎の自伝である

書誌情報[編集]