ラジニーシによるバイオテロ

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ラジニーシによるバイオテロは、1984年にアメリカ合衆国オレゴン州で発生したバイオテロ。当初は、集団食中毒であると考えられていた。

概要[編集]

事件の場所となったレストラン
サルモネラがばらまかれたサルサ・バー

1984年、オレゴン州ワスコ郡ダレスで、サルモネラによる食中毒が発生。751人の患者を出す広がりを見せた。食中毒の原因は、複数のレストランのサラダバー(サルサバー)に置かれていた野菜であるとの調査結果が出たが、翌年、バグワン・シュリ・ラジニーシが主催する新興宗教団体のコミュニティが捜索を受けた際に、食中毒を発生させたサルモネラと一致する証拠物が押収されたことから、無差別で市民を標的としたバイオテロであったことが判明した[1]。ただし、事件から時間が経過しており、実行者や目的(コミューン住民が多数居住する地域での選挙を有利にしようとした説があった)を特定することはできず、数年後、ラジニーシ本人も死去したこと、コミュニティも解体されていることから事実上の幕引きが行われている。

出典[編集]

  1. ^ 野菜、果物による食中毒元大阪府立公衆衛生研究所細菌課長・小林一寬(財団法人大阪防疫協会機関誌MAKOTOアーカイブ)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • ジュディス・ミラー『バイオテロ!―細菌兵器の恐怖が迫る』朝日新聞出版2002年