メニスカス

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A:凹型メニスカスの下面
B:凸型メニスカスの上面

メニスカス:μηνίσκος、三日月の意[1][2])は、容器の表面との相互作用によって形成される、液面の屈曲である。

原理と性質[編集]

ガラス容器の中ののメニスカスは凹型だが、液体と容器の組合せによっては、凸型のメニスカスが形成される(ガラス容器の中の水銀[3]など)。凸型のメニスカスは、液体分子を引きつける力が容器よりも液体の方が強い場合に形成される[3]。凹型のメニスカスは反対に、液体分子を引きつける力が液体よりも容器の方が強い場合に形成される。毛細管現象においては、液面が上を向く場合は凹型のメニスカスに、下を向く場合は凸型のメニスカスになる。

体積計[編集]

ビュレット内の水のメニスカス。メニスカスの下面を目盛線の上縁で読み[4]、21.00 mL。

厳密な体積を計量容器で量る際は、メニスカスを考慮しなければならない(ビュレットメスピペットメスシリンダーホールピペットメスフラスコなど)。メニスカスの下面を読むか上面を読むかで、値が異なってしまう。通例、凹型メニスカスでは下面を読み、凸型メニスカスでは上面を読む。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 西田節夫 (2007), “目盛りは科学への入口である メスシリンダー”, JSTニュース (科学技術振興機構) 4 (5), http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/2007/2007-08/page01.html 2009年10月10日閲覧。 
  2. ^ 愛知県柔道整復師会 (2006), 愛整ニュース, 218, 愛知県柔道整復師会, http://www.shadan-aisei.jp/news/doc/news0606.pdf 2009年10月10日閲覧。 
  3. ^ a b Moore, John W.; Stanitski, Conrad L.; Jurs, Peter C. Chemistry: The Molecular Science. Belmont, CA: Brooks/Cole, 2005. 290.
  4. ^ JIS R 3505, 1994 ed. 第6条 (2)