マビノギ

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マビノギ (:마비노기、mabinogi) は、韓国のゲーム会社・NEXON KoreaのdevCATスタジオが開発し同社が運営するMMORPGに分類されるオンラインゲームである。

2004年6月に韓国において正式商用サービスが開始され、以降日本台湾中国北米で運営されている。
日本ではネクソンによって2005年4月26日にサービスが開始され、2007年10月11日よりハンゲームでプレイ可能になった。

マビノギ
ジャンル MMORPG
対応機種 Microsoft Windows
開発元 NEXON Korea
devCAT
運営元 ネクソン
バージョン CLIENT VER.321(2014年01月22日)
人数 多人数型
メディア ダウンロード
運営開始日 2005年4月26日
利用料金 基本接続料無料
アイテム課金
対象年齢 全年齢
デバイス キーボード, マウス
必要環境 OSWindows XP(SP3)、Vista7
CPU:Dual Core 2.5GHz 以上
RAM:2GB 以上
VGAGeForce 7600GS
HDD:4GB以上
DirectX:最新版
ブラウザ環境:Internet Explorer 7.0 以上
回線:ブロードバンド環境
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概要[編集]

世界観[編集]

ゲーム内世界は「エリン(Erinn)」と呼ばれ、ウェールズ吟遊詩人によって口承されたケルト神話の物語などを基に作られている。そのためゲーム内に登場するNPCの名前はケルト神話の登場人物と酷似しており、古代ケルト人が信仰したとされる輪廻転生も、後述する転生システムとしてゲーム内で表現されている。

他のMMORPGとの違い[編集]

ゲーム内で「マビノギ」とは吟遊詩人たちの間で伝承される歌のことを意味しており、その名の通りゲーム内で作曲楽器演奏を活用して、自作のオリジナル曲を披露できる点が大きな特徴のひとつである[1]
また、ウルティマオンラインなどの一部を除く以前のMMORPGでのメイン要素である戦闘だけではなく、料理衣服製作など生産に関するスキルやキャンプファイヤーなどといった生活感を醸し出すスキルも豊富である。

他にも、NPCから依頼を受けるアルバイトや遺跡の発掘などで経験値や通貨(単位はゴールド)を得られること、年齢や食べた物によって体型が変化することなど、既存のMMORPGとは一線を画している点が見られる。

グラフィック[編集]

Cell Shading(セル・シェーディング)、Cartoon Rendering(カートゥーン・レンダリング)と呼ばれる独特の技術により、低スペックでもアニメーションのような動きを見せることができるような工夫がなされている。 やや古参のMMORPGといえるが、最近のアップデートではユーザー側端末の性能向上を見越して広大な追加マップを導入するなど、それなりにスペックを要求するようになっている。

サーバー構成[編集]

サーバ名はゲーム中に登場するNPCや、敵モンスター、アイテムなどの名前からつけられている。

韓国[編集]

  • リュート
  • マンドリン
  • ハープ
  • ウルフ
  • ベア(2009年2月9日に閉鎖)
  • ルンダ(2012年12月6日に閉鎖)
  • ゴーレム(2012年12月6日に閉鎖)
  • モリアン(2012年12月6日に閉鎖)

リュート、マンドリン、ハープは2003年11月15日負荷テスト開始時から、ゴーレムは2004年7月2日に、ウルフとベアは2004年7月31日に、ルンダは2008年8月1日に、モリアンは2010年8月4日に作成されたサーバである。 各サーバには年齢制限が設けられており、リュート、ウルフ、ルンダ、モリアンは12歳以上、マンドリン、ベアは15歳以上、ハープ、ゴーレムは18歳以上が利用できる。

日本[編集]

  • マリー
  • ルエリ
  • タルラーク
  • モリアン(2014年5月29日に閉鎖)
  • キホール(2014年5月29日に閉鎖)
  • トリアナ(2014年5月29日に閉鎖)

マリー、ルエリ、タルラークは2005年3月16日のβテスト開始時から、モリアンとキホールは2005年4月1日に、トリアナは2006年12月7日に作成されたサーバである。 2014年5月29日にマリーとモリアン、ルエリとトリアナ、タルラークとキホールが統合された。

サーバーごとにチャンネルが7~11ほど設けられており、サーバー間のデータは完全に隔離されているが[2]、チャンネル間は自由に移動ができる。 全サーバー共通の特徴として、1チャンネルでは多くのプレイヤーが集まり、プレイヤー間の取引の場として利用されていることが挙げられる。

台湾[編集]

  • 貝婷(べビン)
  • 愛麗沙(アリサ)
  • 安黛莉(エンダイリ)
  • 凱琳(カイリン)
  • 迪恩(ディアン)

中国[編集]

  • 玛丽(マリー)
  • 鲁拉里(ルエリ)
  • 克莉斯特(クリステル)
  • 薇娜(ウェナ)
  • 福格斯(ファーガス)

北米・オセアニア[編集]

  • マリー
  • ルエリ
  • タルラーク
  • アレクシーナ

沿革[編集]

韓国[編集]

日本[編集]

台湾[編集]

  • 2005年6月14日 - クローズドβテスト開始。
  • 2005年6月14日 - オープンβテスト開始。
  • 2005年7月21日 - 『チャプター1』G1実裝。
  • 2006年6月11日 - 『チャプター2』G4実裝。
  • 2009年2月5日 - 『チャプター3』G9実裝。
  • 2009年6月22日 - G10S1+EX "THE GODDESS of LIGHT" 実装、基本料金無料化。
  • 2009年9月14日 - G10S2+EX 実装
  • 2009年11月16日 - G11S1+EX "SWORD of the GODS" 実装。
  • 2010年3月18日 - G11S2+EX 実装。
  • 2010年7月5日 - G12S1 "RETURN of the HERO" 実装。
  • 2010年12月8日 - G13S1 "Hamlet" 実装。
  • 2011年8月22日 - G14S3 「諸神の希望」実装。

中国メインランド[編集]

  • 2005年6月28日 - オープンβテスト開始。
  • 2005年8月29日 - G1『女神降臨』実装。
  • 2005年11月22日 - G2『パラディン』実装,正式サービス開始。
  • 2006年3月22日 - G3『ダークナイト』実装。
  • 2006年7月14日 - 基本料金無料化。
  • 2006年8月16日 - 大型アップデート『チャプター2』G4実装。
  • 2006年11月29日 - 『チャプター2』G5実装。
  • 2007年7月4日 - 『チャプター2』G6実装。
  • 2007年12月19日 - 『チャプター2』G7実装。
  • 2008年7月9日 - 『チャプター2』G8実装。
  • 2009年4月1日 - 大型アップデート『チャプター3』G9実装。
  • 2009年7月8日 - G10S1+EX "THE GODDESS of LIGHT" 実装。
  • 2010年2月3日 - G11S1+EX "SWORD of the GODS" 実装。
  • 2010年7月7日 - G12S1+EX "Return of the Hero" 実装。
  • 2010年9月15日 - G12S2+EX実装。
  • 2011年1月26日 - G13S1 "Hamlet" 実装。

北米・オセアニア[編集]

  • 2008年1月30日~2008年2月5日 - クローズドβテスト。
  • 2008年3月5日 - オープンβテスト開始。
  • 2008年3月27日 - G1実装、正式サービス開始。
  • 2010年2月13日 - G9まで実装している。
  • 2010年6月9日 - G10まで実装している。
  • 2010年8月11日 - G11まで実装している。
  • 2010年10月20日 - G12まで実装している。
  • 2012年10月25日 - G17S1 "Classic" および G17S2 人形術師 実装。
  • 2012年12月18日 - G17S3 "Shamala"実装。

ヨーロッパ・イスラエル[編集]

  • 2009年12月2日 - G1実装、クローズドβテスト開始。
  • 2010年1月27日 - G2実装、オープンβテスト開始。
  • 2010年5月26日 - G3実装、正式サービス開始。
  • 2010年9月15日 - G4~G11が"Uncharted Lands"として一気に実装。
  • 2010年10月15日- G12 "Return of the Hero"実装。
  • 2012年7月13日 - 運営サービス終了。

サービス[編集]

料金体系[編集]

サービス開始当初は基本接続課金+プラン課金+キャラクター課金システムであったが、2005年12月15日より基本接続料無料+プラン課金(2012年8月22に内容をリニューアル)+キャラクター課金、2006年4月27日より上記+アイテム課金へと変更された。いずれもネクソンポイント[3]で購入する。

プラン課金
購入時から30日間、特別な効果が得られる3つのプランから成る。「エクストラストレージパッケージ」(500円)、左記プラス5つの特典が付いた「アドバンスドプレイパッケージ」(800円)と、これらの内容全てを含みかつさらに別の5つの特典が付いた「ファンタジーライフクラブパッケージ」(1000円)がある。
キャラクター課金
ゲーム開始時、またキャラクターの全削除時に付与されるキャラクターカード、エルフとジャイアントのアシスタントキャラクターカードを使用して作成したキャラクターとは別に、新たなキャラクターを作る場合には、目的の種族に応じた「キャラクターカード」を購入する必要がある。転生は最後の転生から6週間(転生を未経験のキャラクターは、キャラクター作成時から6週間)が経過すると無料で行えるが、それより前(キャラクター作成、或いは最後の転生から2週間以降)に転生させたり、容姿・性別を変えたりする場合にも、「キャラクターカード」を購入し使用することで転生が可能になる。また、ペットは作成・転生共に「ペットカード」が必要となる。
アイテム課金
ゲーム内では販売していない特殊なアイテムをポイントショップより購入できる。

ポイントショップ[編集]

Chapter2アップデートにより追加された、ネクソンポイント[3]により特殊なアイテムを購入できるショップ。

日替わりで貰えるアドバンスアイテムの追加購入や見た目の年齢を変化させるポーション、スキルトレーニングが容易になるポーションなどを個別に販売している。2006年8月31日にはシモンのランダムボックスが、2006年10月26日にはアレクシーナのランダムボックス、その後もいくつかのランダムボックスが実装された。これらは1個100pt(100円に相当)で購入することができ、使用するとゲーム内に登場するアイテムがランダムで出現するアイテムなのだが、一定の確率でボックスからしか出現しないレアアイテム(主に武器や衣装だが、普通のものと外見上の違い以外に差異はなくゲーム内取引も可能)も出現する仕様になっている。韓国本国では2007年に一度導入が試みられたが、現金でプレイヤー間に差がつくことを嫌うためか運営側に相当な苦情が殺到し、即日アイテムショップ自体が消滅する騒動が発生した。ただし、現在では韓国でもチャプター3と同時に行われた課金制度の変更によりアイテム課金を行っている他、日本のランダムボックスに相当する課金アイテムも実装されている。

アップデート[編集]

マビノギのアップデートには『ジェネレーション』と『シーズン』と呼ばれる形態が存在する。『ジェネレーション』アップデートは、いわゆる大型アップデートの事で、主に新地域や種族、後述のメインストリームの追加などが行われる。『シーズン』アップデートは1つのジェネレーションの間に行われる小規模なアップデートの事で、スキルやダンジョンの追加が主である。シーズンアップデートはジェネレーションの間に基本的に2~4回行われ、告知の際にはG(ジェネレーション)○S(シーズン)○と言う形で表記される。(例:G3S3→ジェネレーション3のシーズン3という意味である。)またジェネレーションの内容は開発テーマに沿った形で作られている。この開発テーマを『チャプター』と呼ぶ。 ただし、The Classic実装以降、『チャプター』、『ジェネレーション』、『シーズン』は呼称されなくなっている。

現在発表されているチャプター、及びジェネレーション

  • チャプター1
    • G1 女神降臨
    • G2 パラディン
    • G3 ダークナイト
  • チャプター2
    • G4 イリアの開拓者
    • G5 砂漠のエルフ
    • G6 雪原のジャイアント
    • G7 熱帯の川
    • G8 ドラゴン
  • チャプター3
    • G9 アルケミスト (錬金術師)
    • G10 THE GODDESS of LIGHT (光の女神)
    • G11 SWORD of the GODS (神々の剣)
    • G12 Return of the Hero (英雄の帰還)
  • チャプター4 Shakespeare(シェイクスピア
  • IRIA THE DRAMA
  • ZEROアップデート

日本のアップデート現状[編集]

2014年1月22日現在、日本ではZEROアップデートの第4の英雄(マスターシェフ)までのアップデート内容が実装されている。ただし、他国では通常使用できる「シャープマインド」スキルは、日本では一部RPクエスト以外使用できない仕様になっている。

また日本のみの独自コンテンツとして、2009年4月30日に「猫島 (NEKOJIMA)」が実装された。マビノギの開発をしているDevCATによると「猫島 (NEKOJIMA)」の名前が決まる前は「Japan Generation」という企画名であり、招き猫や鳥居の構造物を配置するなど、その名の通り日本のプレイヤーを意識した作りになっている。ちなみに「なぜ猫なのか」にという問いについては、「日本には猫好きが多いのではないか?」という考えと「(私たちは)猫が好きだから」との事である。[4]

ゲームシステム[編集]

戦闘[編集]

戦闘はアクション性が強く、「アタック」「ディフェンス」「スマッシュ」等のスキルを駆使して戦う。

「アタックはディフェンスに弱い」「ディフェンスはスマッシュに弱い」「スマッシュはアタックに弱い」等といったジャンケンのような強弱関係がある。一定レベル以上のモンスターと対峙した場合、キャラクターのレベルがいかに上がっていたとしても一つの不用意なミスが行動不能に繋がる。その為、戦闘時には気が抜けない仕様となっている。

スキル[編集]

アイテム[編集]

曜日効果[編集]

現実世界の1週間をゲーム内での1年間とし、現実での各曜日ごとに倒した敵がアイテムを落としやすくなるなど、様々な効果が得られる。現実での土曜日がゲーム内での1年の終わりであり、プレイヤーキャラクターはこの日に1歳年齢が増える。

NPC好感度[編集]

ゲーム内NPCはNPCごとに各PCに対する好感度パラメータを持っており、この好感度は会話や好みのアイテムプレゼント、好感度上昇ポーションを使用することなどにより上昇する。
好感度が上昇すると会話内容が変わるなどの変化が見られ、一部NPCにおいては好感度が非常に高くなることで通常では陳列されていない販売物タブが追加されたりおまけ要素への条件を満たしたりする。

タイトル[編集]

キャラクターへの称号のようなものと考えると理解しやすい。様々なタイトルがあり、条件を満たすことによって取得できる。また、そのタイトルを冠することでキャラクターの能力が変化する。

例:「一発で熊を倒した ○○」(このタイトル取得の為には熊種族のモンスターを一撃で倒す必要がある)   「器用な ○○」(取得のためには器用さのパラメータが一定値に達する必要がある

パーティー[編集]

プレイヤーは最大8人までのパーティーを組むことができる。通常のパーティーである「一般パーティー」と、同じチャンネルにいるユーザー全員に募集情報が送られる「ダンジョンパーティー」、楽器を使って合奏する際に組む必要がある「合奏パーティー」に分かれている。

また、パーティーを組むと以下のような効果がある。

  • 経験値をルールに従って分配することができる。
  • 同じマップ・ダンジョン内にいる場合のみ、ミニマップ上にメンバーの位置が表示されるようになる。
  • 同じダンジョンに入ることができる(パーティを組まなくても同じアイテムを落とせば同じダンジョンに入れるが、最初に入ったプレイヤー以外はクリア報酬が得られない)。
  • パーティークエストを受けることができる。
  • 生産系スキルを使うときに、メンバー数およびメンバーのステータスに応じた成功率ボーナスが上乗せされる。
  • 合奏スキルが使えるようになる(合奏パーティーのみ)。

ギルド[編集]

ギルド作成にはギルド作成許可証と5人のパーティが必要となる。初期のギルドメンバー数は5人が最大だが、ゴールドとギルドポイントを使うことで最大250人まで上げることができる。 ギルドの管理やギルドメンバーの加入・脱退手続きなどの権限はギルドマスターが持ち、ギルドマスターはサブギルドマスターを決めることができる。なお、ギルドメンバーは自由に脱退することができる。

ギルドに加入していると、「ギルドチャット」や「ギルドホール」を使うことができる。

PvP(対人戦)[編集]

いくつかの方法でPvPが行えるが、その為に調整されているゲームではない為、あくまでおまけ程度のものである。中国サーバーではPvP可能chと不可能chがあり、さらに中国のみ独自に集団戦闘システムも検討されている。

アリーナ
アリーナと呼ばれる専用のフィールドで、プレイヤー対プレイヤーの対戦を行うことができる。アリーナ内にいるプレイヤーは全員が敵となる(全員に攻撃できる)。アリーナはポイント制で、敵を倒すと相手のポイントを奪える。1ラウンド終了時にポイントがないキャラクターは、アリーナのロビーに戻される。アリーナは各地にあり、パラディンとダークナイト専用、チーム戦用のアリーナもある。
パラディンとダークナイト
Generation2及び3のメインストリームを終えることでパラディンやダークナイトに変身できるようになれば、街やフィールドでPvPが可能である。ただし、無差別PvP防止の為に、プレイヤーがPvPを許可しているもの同士でないとできない(デフォルトでは不許可となっている)。また、許可しているもの全員に攻撃が可能な為、複数対複数になることも多い。この機能により、PvPが意図せず発生してしまう為、問題になることが多々ある。
1対1PvP
G5S3で1対1のPvP(いわゆる決闘)機能が追加された。PvPをするには、相手のキャラクターを右クリックして対戦申請を行い、相手がPvPに同意しなくてはならない。ペットと一緒に対戦することも可能だが、他のPvPと違って他人に邪魔されることはない。このPvPの対戦成績は記録され、キャラクター情報で確認できる。
種族間PvP
エルフとジャイアントは敵対関係にある種族という設定の為、種族間でPvPができる。さらに、どちらかの種族を支持している人間も、支持している種族の味方として種族間PvPに参加できる。パラディンとダークナイトのPvPと同様に、意図せずPvPが発生してしまう危険性があるため、種族間PvPを許可しているプレイヤー同士でなければPvPは発生しない。

種族[編集]

「人間」「エルフ」「ジャイアント」の3つの種族が実装されており、人間はあまりスキルに個性がないがエルフ・ジャイアントに関してはかなり個性がある為、育て方によって個性の出るキャラクターが作れる。なお、転生を行っても種族の変更を行うことはできない。

同種族同士であった場合でもスキルの配分によりキャラクターごとの個性を出すことは可能であるが、レベルアップによって得られるポイントでいくらでもスキルランクを上昇させられる為、突き詰めると全てのスキルをこなせるキャラクターを作ることが理論上では可能になることから、個性がでないとの指摘も存在する。が、完全な万能に至るには非現実的な時間を要するため、現実的には多様なキャラが育成されている。性別による違いは、アイテムによっては装備可能な性別が定められているが、キャラクター自体の能力に違いはない。年齢によって初期ステータスが異なるほか、レベルアップ時の各種パラメータ上昇率がそれぞれ異なる。また、10〜17歳にかけてキャラクターの身長も異なってくる。

種族間の特徴[編集]

エルフとジャイアントは敵対関係にあり、前述の種族間PvPを行うことができる。また種族が拠点とする村にはガードNPCが配置されており、敵にあたる種族を感知すると攻撃する。逆に攻撃を行うこともできるが、全ての攻撃が無効化されるために倒す事はできない。それ以外のNPCに会話しようとしても拒否され、ガードNPCを呼ばれる。人間はどちらか一方の種族を支持することができ、それはアカウント内のすべての人間キャラクターにおいて有効である。支持した種族からは販売品の値引きや専用タイトルなどの特典を受けることができ、種族間PvPにも支持した側の種族に加勢できる。しかし支持した種族の敵にあたる種族からは敵とみなされ、前述の攻撃を受ける。

人間
バランスが取れた種族。近接系・遠距離系・魔法系のスキルをバランスよく使える。エルフやジャイアントと比べると、若干移動速度が遅い。刀剣による二刀流が使える。
エルフ
遠距離系に特化した種族。人間とは異なる外見を持ち、足が速い。射撃戦闘スキルの準備時間が短く、騎乗しながら弓で攻撃できるなど射撃に秀でる。また、他の二種族と比較して初期のマナの量及び成長度が大きく、魔法系にも特化している。重鎧や両手剣は装備が不可能。また、「二刀流」が使えない上に、耐久力に乏しい。
ジャイアント
近接系に特化した種族。近接戦に優れている。弓や弦楽器・管楽器が装備できないが、鈍器による二刀流が可能。また両手剣を片手で扱えるため、盾との併用が可能。同じパーティ内かつジャイアント支持の人間を肩に乗せたまま移動することができ、エルフほどではないが、人間よりも移動速度が速い。人間・エルフとは体格が大きく異なる為、装備できる服や鎧がそれらに比べて大幅に少ない。

変身[編集]

所定のクエストをクリアするなどして一定の条件を満たしたキャラクターは変身する事が出来るようになる。システム的にはスキルの一部となっているが、その扱いは通常のスキルとは大きく異なる。変身時は派手なエフェクトを伴い、その名の通り大きく容姿が変貌する他、戦闘能力が大幅に向上する。ただし、ゲーム内時間で一日に一度しか使用できず、制限時間も存在するため、一種の切り札的な位置付けにある。変身の効果を高めるためには、キャラクターのレベルアップによって得られる専用のポイントを各種変身用のスキルに振り分ける必要がある。

パラディン
白く輝く鎧を纏った光の騎士。変身できる種族は人間。各種能力値のバランスが良く、あらゆる局面に於いて安定した戦力を期待できる。パラディンのみ、専用のスキルを持っていない。後述のダークナイトになるためには一度パラディンになる必要があるが、ダークナイトになってしまうと二度とパラディンには変身できなくなるため、注意を要する。
ダークナイト
漆黒の鎧を纏った闇の騎士。変身できる種族は人間。変身後の能力値が変身ごとにランダムで変動するほか、変身時間を超過するとライフが減少しはじめる(ライフが0になると自動解除される)など、一風変わった特徴を持つ。また、敵モンスターを自らの支配下に置く専用スキルが使用可能。
ファルコン
羽毛に覆われた野獣。変身できる種族はエルフ。突出したマナ上昇量を誇り、魔法と射撃を組み合わせた専用スキルを持つ。反面、耐久力は他と比較するとやや劣る。
ビースト
毛皮に覆われた野獣。変身できる種族はジャイアント。ファルコンとは正反対の特性を持ち、近接戦闘能力に秀でる(ライフの上昇量が最高値だが、マナの上昇量は最低)。専用スキルは周囲の敵をまとめて薙ぎ払う強力な範囲攻撃。

ペット[編集]

人間やエルフ、ジャイアントでログインしているとペットを召喚することができる。その時に指示を出すと一緒に戦闘や回復などの補助をしてくれたり、アイテムの生産・プレイヤーを乗せて移動などの種族毎の能力を利用できる。ただし、現実時間1日に召喚できる時間が決められている(約1-2時間)。ペットでログインしてプレイが可能だが、NPCと会話ができないことやペットでのプレイ時間の制限があったり、覚えられるスキルに制限があったりするなどペットでプレイするメリットは少なく、PVPも不可能であるなどキャラクターと異なる点が多い。

ペットと年齢[編集]

ペットキャラクターも人型キャラクターと同じく加齢により外見、ステータスが変動する
ペットにおいての年齢に関する特徴は

  • 加齢やレベルアップによる能力の変動は1-15歳の間のみ(12歳や10歳、5歳で変動が止まる種類もある)。それ以降はスキルのランク上昇分のみがステータス変動に加算される。
  • 生産ペット、騎乗ペットなどの一部の種類においては、能力(最大マナや生命力など)が5歳をピークに一定期間下がって行く。
  • 外見の成長も1-15歳の間のみ表れる。多くのペットは10歳を過ぎると足などが細くなっていく(これは体が大きく手足が細長くなるという成長に関する描写が、体の方だけ10歳前後で停止してしまうため)。

ペットの転生[編集]

ペットも人型キャラクターと同様に転生が可能であるが、その性質は大きく異なる。転生に新しいカードを要する点は同様だが、人型キャラクターは転生時に種族変更ができないことに対し、ペットはどの種族のペットキャラクターにも変更して転生できる(転生の際に購入するペットカードは転生先の種族のペットカードとなる)。
また、ペットには「AP(アビリティポイント)」と言う概念がないため、スキルそのものは転生直前の状態を保持するが、転生後のペットの成長は人型キャラクターと異なり、更なるスキル習得、スキルランクアップの為には現在のペットでそれを習得できるLVまで成長させなければならない。人型キャラクターのように転生前のAPを持ち越して次のスキル成長に使用することができないのである。
異種ペット転生を行うとによって本来そのキャラクターが覚えない基礎魔法、戦闘スキルを使用可能なペットが作成できる。これは転生を行ってもスキルは転生前のままであることを利用したもので、例えば、犬系統のペットなどでファイアボルトを習得後に猫系統のペットに転生することで、本来覚えることのないファイアボルトスキルを使用可能な猫系統ペットを作成できる。 サンダーに代表される特定のペットのみが使用可能な一部スキルは、別種ペットに転生した際に使用不能にはなるが、スキル自体は保持されておりスキルによるステータス変動は適用される。また、再びそのスキルが使用可能なペットに転生するとスキルランクを最初から上げ直すことなく過去の最高ランクが適用される。

なお、ペット転生は人間、エルフ、ジャイアントの転生とは異なり、NPCから色指定染色アンプルを貰うことはできない。

生産ペット[編集]

一部のペットは生産素材を生産することができ、生産はマナの消費を伴う。

生産できるペットと生産品

  • 牛:牛乳を空き瓶に充填:料理に使用
  • クモ:クモ糸を地面に撒く:細い糸生産に使用
  • 羊:羊毛をナイフ類で収穫可能:太い糸生産に使用
  • ハーブ豚、クローバーヌー:薬草学の有無にかかわらず素手でハーブ収穫可能:調合に使用

ペットでのログイン[編集]

人間、エルフ、ジャイアントの人型プレイヤーキャラクタに代わり、ペットキャラクターでマビノギの世界にログインすることが可能である。

ペットでログインして直接操作によるフィールド、ダンジョンの冒険や他PCとのコミュニケーションが可能である。

ペットキャラクターでログインした場合の人型キャラクターとの差異

  • ペットの召喚時間は、召喚した時と同様に減少する。
  • 動物の言葉を解さないNPCの反応を得られない。逆にごく一部の動物の言葉しか分からないNPCとの会話が可能になる。
  • 会話吹き出しの形が人型キャラクターとはわずかに異なるものとなる。
  • フレンドリスト機能、ポイントショップが利用できない。
  • ギルド作成、加入できない。よってギルド機能を利用できない。
  • 取引行動ができない。
  • 装備不可能なので変身して人型になるペットでも道具を利用することができない。
  • 高品質料理を食べたときのムービーが出ない。
  • 自動戦闘モードにしておかないとユーザが操作していなくても勝手にウロウロする。
  • 移動速度、飛行など移動において人型キャラクターと幾分異なる。
  • 人型PCによる呼び出しでタイトルを持つペットもペットでログインした場合タイトルがつかない。

ペットのAI[編集]

ペットのAIについては仕様が公開されている為、飼い主の編集により先制攻撃用や飼い主の回復用など個別の目的に合わせたオリジナルのAIを組み上げることが可能である。マビノギの戦闘システムでは判断力が重要である為、よく練り込まれたAIを持つペットは、プリセットAIのペットとは別次元の戦力となる。

現在販売されているペットの大まかな種類[編集]

ペットには犬や猫といった一般的な動物から、演奏にあわせて踊るクマ・蛇、各種生産材料等を採集できる羊・クモ・ウシ・豚や、キャラクターが乗って移動できる馬・ダチョウ・鳥、飼い主の変身(パラディン・ダークナイト)に合わせて変身するペットや単独で変身できるペットなど、百種類を超えるペットが実装されている。不定期ではあるが、今もなおアップデートで追加されている。また、期間限定で特別なペットが販売されることもある。

  • ネコ
  • ハリネズミ
  • フェレット
  • キツネ
  • オオカミ
  • クマ
  • パンダ
  • ほうき
  • トカゲ
  • クモ
  • スプライト
  • インプ
  • ダチョウ
  • ミミック
  • ネズミ
  • カニ
  • シカ
  • ゾウ
  • オットセイ
  • フクロウ

キャラクターの成長[編集]

スキル制とレベル制を組み合わせた成長システムになっている。

スキルの修練を行うことによってランクアップの条件を整えた後、加齢やレベルアップ(探検レベルも含む)によって得られるAP(アビリティポイント)を消費することでスキルランクが上昇し、より強力なスキルを使用できるようになる。また、ランクアップさせるスキルによって異なってくるが、ランクアップさせた時に、キャラクターのステータスが若干上がったり、ランクアップボーナスとして一定の経験値が貰えたりすることがある。特にステータス上昇は転生しても引き継がれるため、それを主目的としてスキルランクを上げるプレイヤーも少なくない。

探検システム[編集]

探検レベルという、通常のレベルとは別個に計算されLV50を上限とするレベルシステムが存在する。レベルアップには、L-ロッドと呼ばれるアイテムを用いてダウジングを行い遺跡や宝箱を発見する、探検クエストをこなす、気球によるワイバーン退治、筏による川下りなどの探検に分類される方法で探検経験値を得る必要がある。

転生[編集]

キャラクターは転生をすることでスキルのランクや累積APを維持しつつも容姿や性別、レベル、年齢等をリセットすることができ、低レベル時のレベルアップのしやすさを利用してAPを稼ぎ、スキルランクをアップさせる、といったプレイ方法が一般的である。この転生システムこそが、マビノギ最大の特徴と言える。

転生から次の転生までのスパンで見た場合、レベルアップでステータスを強化して強くなるが、より長期的なスパンで見た場合、レベルアップはAPを稼ぐ手段となり、スキルランクアップでスキルとステータスを強化して強くなる、と考えればよい。

本作はレベルやステータス以上にスキルの比重が高い為、累積APが重視される。APはレベルと探検レベルと年齢の上昇、ごく一部のクエストの報酬で取得するので、育成過程では転生によるAP取得が一般的な手法となる。

転生は前述したようにキャラクターの作成または最後の転生から6週間が経過するごとに無料で行えるが、転生時に容姿・性別変更をする為には、キャラクターカードを現実の通貨で購入する必要がある。キャラクターカードを使って転生をする場合は6週間ごとの転生とは異なり、キャラクター作成または前回の転生から2週間が経過している(厳密には2週間が経過した後に現実時間で日付が変わった瞬間から)ことが転生の条件となる。

Chapter3で無料転生が導入される以前は、転生は課金サービスであったため、満足なスキル構成に達したキャラクターは転生を基本的に行わないというプレイスタイルも多く見られた。当時の成長曲線におけるレベル上限も確認されておらず、転生をしないままでも(極めて緩やかながら)育成は続行できた。ただし、キャラクターの年齢が25歳を超えると、レベルアップしても能力上昇ボーナスが得られなくなり、APのみの加算となる(探検レベル能力上昇ボーナスも同様)ため、レベルアップによるステータス上昇も得たい場合は転生する必要があるため、無料転生が導入された現在では、転生せずに育成を続ける必然性はほとんど無い。

マップ[編集]

エリンには「ウルラ」、「イリア」、「ベルファスト」の3大陸が存在している。船か大陸移動を使うことで大陸間を移動できる。

ウルラ大陸
多くの村や街があり、露店や生産活動、またプレイヤー同士の交流の場として利用されている。ウルラのほぼ中心にある「ダンバートン」や「タルティーン」、影ミッションの中心である王都「タラ」は連日連夜賑わっているが、その周りにある村や街に行くと人が居ないということは無いもののそのような賑わいは余り見られない。一部の地域を除いて飛行ペット及び気球による飛行はできない。なお現在はウルラ大陸の東側の一部にしかマップが広がっておらず、ウルラ大陸の西側がどのようになっているのかはNPCの台詞等から「コナハタ」と呼ばれていることがわずかに推測できるのみである。一部を除き現実の北アイルランド及びアイルランドのアルスター地方、レンスター地方の地名を多用している。
イリア大陸
「Chapter2」より実装された大陸。探検システムのために実装されているためか、マップが広大なわりに村がほとんどない。そのため「マナトンネル」という移動手段がある。探検レベルはイリア大陸で受けられるクエストなどで上げることができる(基本的にウルラ大陸では上げることができない)。ほぼ全域で飛行ペット及び気球による飛行が可能。
ベルファスト島
G15で新規に実装された島。G15のメインストリームクエストや、G15で実装された交易システムで利用することになる島。主な土地は、店や交易所がある港都市「ベルファスト自治領」、魔女が住んでいる洞窟がある「スカアハの海岸」、「トーリー峡谷」で構成されている[5]
あの世
特別な方法でしか行くことのできない特殊マップ。
マップの形状は現世と殆ど変わらないが、モンスターが街中を闊歩していたり、かなりの施設が倒壊したりと不穏な状態である。
影世界
「Chapter3」より実装された特殊マップ。「あの世」同様マップの形状はウルラ大陸と大差ないが、常に天候が悪く不穏な雰囲気を漂わせている。魔族と、人間をはじめとする連合軍との衝突が頻繁に行われている。プレイヤーは掲示板よりクエストを選び、それを遂行する事で褒章を得る事が出来る。
クロスロード(現世とあの世の境界)
 バリ黒魔族通行証ダンジョン最深部の扉の先にある空間で、現世とあの世(ティルナノイ)を繋ぐ境界部分に位置する狭間のマップ。
 あの世から現世へ戻る場合は、バリダンジョンのロビーに戻る。
ソウルストリーム
 フクロウが飛び交う何もない白い空間で、誰もがエリンに降り立つ前に一度は立ち寄る場所である。
 新しく作成されたキャラクターはエリンでの生活の仕方を、転生を望むキャラクターやペットは転生についての説明を、ここでナオから聞く事が出来る。

ダンジョン[編集]

本作を大きく特徴付けるものの一つにダンジョンシステムがある。ダンジョンはフィールドの各地に存在するが、それぞれのダンジョンには女神像の置かれたロビーと呼ばれる部屋がある。プレイヤーはそこにアイテムを落とすことにより、自動生成されたダンジョンに入ることができる(パーティを組んでいる時はパーティ全員が入る)。他のプレイヤーが同じアイテムを落とさない限り、同じダンジョンに入ることはない。ただし、曜日効果により同じアイテムを落としてもダンジョンの形が変わることもある。

また、モンスターがドロップする通行証というアイテムを落とすことにより、より難易度の高いダンジョンに入ることもできる。通行証で作られたダンジョンは他のプレイヤーが同種の通行証を落としても同じダンジョンには入らない。

その他にも、メインストリームシナリオなどではメモリアルアイテムと呼ばれるアイテムをダンジョンに捧げることで、NPCキャラクターとしてダンジョンプレイすることができる場面がある。ただし、その場合に入手したアイテムやゴールドは実プレイヤーに戻った際には、反映されない(あくまでもメインストリーム中のイベントとしてNPCキャラクターの記憶を再現するプレイなので実プレイとは切り離されている)。

現在実装されているダンジョン[編集]

  • アルビダンジョン
  • キアダンジョン
  • マスダンジョン
  • ラビダンジョン
  • ルンダダンジョン
  • コイルダンジョン
  • フィアードダンジョン
  • バリダンジョン
  • ペッカダンジョン
  • メイズ平原遺跡ダンジョン
  • カルー森遺跡ダンジョン
  • ロンガ砂漠遺跡ダンジョン
  • パルー遺跡ダンジョン
  • アルベイダンジョン
  • バオルダンジョン
  • 城地下ダンジョン
  • ネコ島ダンジョン
  • 料理ダンジョン

メインストリーム[編集]

マビノギにはゲーム開始直後のガイドクエストとは別に、ゲームのメインストーリーとして『メインストリーム』と呼ばれるクエストが存在する。これはマビノギの世界で起こっている事象をプレイヤーが体験出来る内容であり、演出にカットシーンを使う事や、NPCを自ら操作し演じる事が出来るRP(ロールプレイ)のシステムにより、プレイヤーはより世界観に没入出来る仕組みになっている。メインストリームは古代アイルランドのケルト神話をモチーフにしているが、ストーリーはゲームオリジナルであり、時節や登場人物の関係がケルト神話と異なっている。またメインストリームには明確な終わりが設けられており、クエストを全て完了するとエンディングがあるなど、コンシューマRPGゲームの様な仕上がりになっている。

メインストリームは格チャプターに沿ったメインテーマを組み込んだストーリーがそれぞれ設けられており、物語は時系列的には実装順に進行する形になるが、各チャプター毎に平行あるいは前後して始める事が出来る。2012年6月14日のアップデート以降、すべて無料で進める事が出来るようになった。また人間以外の種族でも、チャプター1の内容をプレイする事が出来るようになった。

チャプター4の終了以降は新しいストーリー形態として「The Drama」が実装。週毎に1話ずつ「放送(配信)」されるという形で、毎回オープニングとエンディング(次回予告&スタッフロール)が流れるなど、テレビドラマを意識した演出が特徴。日本では2013年4月23日より配信が開始された。なお、ゲーム上のストーリー進行方法は既存のクエストと特に変わらない。

チャプター1『女神降臨』
ティルナノイ探索の旅に出て、やがて行方知れずとなったルエリ、タルラーク、マリー。彼ら「消えた三戦士」の足跡を追いながら、魔族の陰謀に立ち向かう。全3章(G1~G3)。
チャプター2『イリアのドラゴン』
古代イリニドの影響が色濃く残る大陸イリア。この地を舞台に、神の如き力を持つと言われるゴールドドラゴンを巡る物語が展開される。全2章(G7~G8)。
チャプター3『錬金術師』
ウルラ大陸に広がり始めた「影」の世界。そこから浸透する魔族達に対処すべく、種族の垣根を越えた共闘態勢が敷かれる事となった。やがて潜伏していた神々も馬脚を現し始め、彼らと時に敵対し、時に協力しながら、激化する戦乱を戦い抜く。全4章(G9~G12)。
チャプター4『シェイクスピア』
神々の流刑地エイヴォンに収監されていた予言者シェイクスピアが脱走した。書き残された台本を戯曲に起こし、これを通してシェイクスピアの真意とその足跡を追う。ミレシアンとソウルストリームの起源に纏わる物語でもある。全4章(G13~G16)。
『The Drama IRIA』シーズン1
各地で突如として謎の悪霊が出現し、人々を襲うという事件が発生する。その裏では、長らく雌伏の時を過ごしていた、かつての英雄達が暗躍していた。イリアのシャーマン達の力を借りながら、事態の真相と解決策を探っていく。全10話(2013年4月23日~6月13日)。

日本版における問題点と対策[編集]

セキュリティに関する問題点と対策[編集]

2007年3月5日にRMT業者が使用する、不正プログラムへの対策としてnProtectが導入されたが、動作上の問題が多く、導入から3日後の3月8日の定期メンテナンスでnProtectの機能を停止させた。[6]
  • HackShieldの実装
韓国版では、2008年11月12日のG9S3アップデートの際、不正対策プログラムとして、HackShieldやクイズ時限爆弾が実装された。
日本版でも、4周年記念オフラインイベントにて、クイズ時限爆弾は実装しないものの、HackShieldを今後実装していくとの発表がなされ[7]、2012年2月22日に実装された[8]
  • ソフトウェアキーボードの実装
2009年8月6日のアップデートの際、ハッキング対策として、ログイン時の入力に「ソフトウェアキーボード」が実装された[9]
  • ワンタイムパスワードサービスの変更
2013年10月17日(木)メンテナンス終了後より、それまでのNEXONのワンタイムパスワードサービスが、セキュリティ強化のため、シマンテック社製ワンタイムパスワードに変更された。[10]
  • ゲーム起動方法の変更
2013年11月21日のアップデートの際、セキュリティ対策として、ブラウザの「ゲームスタート」ボタンからの起動に変更された[11]。これに伴い、ゲームクライアントも再インストールが必要になった[12]

不正行為とその対応[編集]

  • 2009年1月のアイテム不具合
2009年1月29日の定期メンテナンス以降、「エンチャントを委託して失敗した際にアイテムの消失や耐久度減少が起こらない」問題が発生。これは1月30日のメンテナンスで修正されたが、この間に不具合を不正に利用したとするアカウントの一時停止、悪質なものは永久停止の処分が2月5日までに行われた[13]
  • 2009年5月から頻発するアカウントハック
2009年5月上旬より、アカウントハックによるアイテム転売の被害が公式の掲示板に多数報告されていた[14]
価値のあるアイテム及びネクソンポイントを奪い、販売不可能なアイテムや価値の低そうなアイテムはすべて破棄し、さらに残ったキャラクターをBOTとして利用するという卑劣な手法である。
2009年6月4日にはネクソンがこの問題について言及し、公式ページを通して利用者に注意喚起した[15]。ID・パスワードの流出元に関しては、特定されていない。
2010年5月にはImpress Watchの記者がアカウントハックの被害を受けた。[16][17]
2011年2月7日にはネクソンがセキュリティ対策の一環として、全てのNEXON IDに対しパスワード変更設定を急遽行った。[18]
2011年4月現在においても、ゲーム内の特定地域に行けばこのようなBOTを多数、容易に確認できる。
奪われたアイテムはネクソンサービス規約により全く補償されない。[19]
ネクソンポイントのみ補償は行われているが、1つのネクソンIDにつき1回のみで[20]、ネクソン所定の本人確認手続きが必要である。
  • 2012年2月から頻発する交易BOT
2012年2月14日のメンテナンスから交易時のログアウトペナルティ(積荷の25%を失う)がなくなった。
つまり交易中に敵に遭遇しても、「チャンネル移動」により容易に逃げられるようになったため、BOTが大量発生することとなった。[21]
4月4日現在も対策されておらず、BOTの減る気配は全くない。
交易所にある「指名手配犯掲示板」では、略奪団に積荷を奪われたプレイヤーキャラが掲載されるべきはずだが、BOTの名前ばかりが羅列されている現状が確認できる。
4月9日に交易中チャンネル移動不可(ログアウトペナルティ復活)の対策がされ、全体的に交易BOTが減った。
ただし以前より「略奪団がプレイヤー側から見えなくなるバグ」が常に発生しており、チャンネル移動による略奪団回避が実質不可能となったため、正常なプレイヤーの交易も減ってしまった。
  • 2012年6月頃から再発生したフィールドBOT
BOT対策により、一定以下の弱いモンスターからはゴールドがドロップしない仕様になっているが、「格闘」やダイナミックシステムなどの度重なる初心者強化アップデートの結果、BOTがゴールドをドロップするモンスターも倒せるようになった。

サーバ応答遅延[編集]

  • 原因不明の大規模な遅延問題
2006年末より現在に至るまで全サーバにおいて大小様々な遅延が頻繁に起こっている。[22]
毎日定時に起こる4回の大型遅延、不定期に起こる無数の小さな遅延があり、アップデートのたびに発生時間帯や遅延時間が変化してきた。
大型遅延は深夜の00:30~05:00内に3回発生し、さらにワールドごとに発生時間の異なる1回の合計4回の遅延が確認されている。
いずれも30分超に及ぶ大規模なものであり、ログインからチャット、移動、戦闘、生産までプレイ全般に支障をきたす。
小規模な遅延でも0.1秒から数秒の動作停止が発生する場合もあり、戦闘を行う際に影響を与えている。
小規模な遅延に関しては2011年4月14日のアップデート(浪漫農場の追加)からさらに増加が見られ、特に接続数の増える18:00~24:00に発生しやすくなっている。
ネクソンは「状況の改善に努めている」[23]としているが未だ解決には至っていない。
  • アイテムロスト(消失)
サーバの動作が不安定となり強制停止、及び再起動してしまうことがたびたびある。[24]
この時に、アイテムを銀行やペットのインベントリ間で移動させた場合、そのアイテムが消失してしまう。運営からの補償(アイテム復旧)はない。[25]

不正アクセスによる事件[編集]

  • 仮想通貨[3]の不正取得事件
2007年10月、当時16歳の高校生が他人のIDを割り出すなどして日本円で約3600万円相当の仮想通貨を不正に取得した事件。高校生は動機に「(ランダムボックスでしか入手できないレアアイテムの)エレガントゴシックドレスが欲しかった」と述べている。[26]

関連作または関連品[編集]

ゲーム作品[編集]

Web配信[編集]

本展開には主人公のロナ・リサクと、マスコットキャラクターである黒羊のパンというキャラクターを中心に展開されている。

マビノギ ロナとパンとファンタジーライフ
過去に公式サイトで配信されていたインターネット動画番組。ゲーム本編と同じ映像を使用している。簡単なシナリオで構成されながら、本作のチュートリアル的な役割も果たしている。現在は配信を中止している。ボイスキャストはロナ役を桑島法子、パン役を千葉繁が担当。
マビノギ ボイスドラマ まびどら!
事実上「ファンタジーライフ」の後継として配信されているインターネットボイスドラマ。全12話。公式サイトにて全話聴取可能。
ボイスキャストはロナ役を磯村知美、パン役を小野友樹が担当。またゲストとして関智一(ファーガス / 正体不明のグルーギ 役)、田中理恵(モリアン 役)、平川大輔(タルラーク 役)、柿原徹也(マーリン 役)、小清水亜美(アリア 役)、杉田智和(プロフェッサーJ 役)、下野紘(ハギ 役)、悠木碧(アンズ 役)が出演している。
マビノギ ロナとパンのファンタジーラジオ
2012年12月26日より、音泉にて毎週水曜日に配信されているインターネットラジオ番組。パーソナリティは「まびどら!」に引き続き磯村知美と小野友樹が担当。通称は「ロナパンラジオ」。

漫画[編集]

マビノギ スタッカート
電撃マ王にて2008年9月号から2009年2月号まで連載された。作画は多門結雪。大幅なストーリー的な改変をした、いわば「学園版マビノギ」的作品。原作マビノギの登場人物に加え、主人公イリオをはじめオリジナルの登場人物も多数登場する。単行本はアスキー・メディアワークスより2009年2月27日発売(ISBN 978-4048676366)。
後にボイスドラマ化。ロナとパンは「ファンタジーライフ」から引き継ぎ、イリオ役を喜多村英梨、ナオ役を能登麻美子、クリステル役を広橋涼が担当。本作を収録したドラマCDはアスキー・メディアワークスより2009年4月2日発売。
mabinogi-マビノギ-
別冊少年マガジンにて2013年9月号から連載開始。作画は虎雨マサカリ。原作におけるメインストリームのシナリオのコミカライズとなる。
マビノギアンソロジーコミック わくわく生活日記
エンターブレインから刊行されたアンソロジーコミックス。全7巻。

その他書籍[編集]

楽曲[編集]

マビノギ オリジナル・サウンドトラック(MJCD-20044)
2005年12月22日発売。4枚組。各CDはピクチャーレーベルで、Disc1はナオ、Disc2はサキュバス、Disc3は女神モリアン、Disc4はルア。G3まで(地域で言うとイメンマハ、ケオ、センマイなどまで)の曲を収録。但し、セイレーンダンジョンボス曲がDisc3Track27にリミックスバージョンしか収録されていない。
Eternal(着うた・着うたフル
本作のTVCMソング。歌はCMナレーションも担当した、声優の田中理恵。携帯サイト「アニメロミックス」(着うた)と「超!アニメロ」(着うたフル)でダウンロードが可能。

フィギュア[編集]

  • グッドスマイルカンパニー製 マビノギ ナオ 1/8スケール PVC塗装済み完成品(2006年1月28日発売)
  • グッドスマイルカンパニー製 マビノギ ねんどろいど ナオ ノンスケールABS&PVC 塗装済み可動フィギュア(2007年12月26日発売)
  • グッドスマイルカンパニー製 マビノギ サキュバス 1/8スケールPVC塗装済み完成品(2008年3月19日発売)
  • オーキッドシード製 マビノギ ナオ 1/7スケールPVC塗装済み完成品(2008年9月6日発売)
  • オーキッドシード製 マビノギ ナオ 宮沢模型限定版 1/7スケールPVC塗装済み完成品(2008年9月6日発売)
    オーキッドシード製 マビノギ ナオ (1/7スケールPVC塗装済み完成品)の色違い
  • オーキッドシード製 マビノギ ナオ Adventure ver. 1/7スケールPVC塗装済み完成品(2009年4月29日発売)

受賞歴[編集]

  • 2004年大韓民国ゲーム大賞 国務総理賞(最優秀賞)・技術創作賞(企画/シナリオ部門)

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ただしMaster of Epic -The ResonanceAge Universe-の2012年7月24日分のアップデートにて同様の楽器演奏機能が正式に実装された為このシステムはマビノギ唯一の物ではない。
  2. ^ 2010年8月12日のアップデートにより、マビノギオープンマーケットを介してサーバー間のアイテム移動が可能になった。
  3. ^ a b c ネクソンジャパンが運営するオンラインゲームで使える仮想マネー。銀行振り込みやクレジットカードなどでお金を払い、ポイントをチャージするシステム。1円=1ネクソンポイント。
  4. ^ ネクソン、「マビノギ」運営・開発チームインタビュー 王都タラと新要素満載のG10、初の日本独自フィールドNEKOJIMA、そして今後は? - GameWatch
  5. ^ 2013年10月10日でアップデートされたムーンゲートの地図で判明。なお「トーリー峡谷」は2013年時点では未実装。
  6. ^ 公式サイトのアナウンス 2007年3月8日発表
  7. ^ 発表が行われたマビノギ4周年記念イベントについて報じる4Gamerの記事
  8. ^ HackShield導入のお知らせ
  9. ^ 実装時の公式アナウンス 2009年8月6日付
  10. ^ 【重要】ワンタイムパスワードサービスの変更に関しまして 2013年10月17日付
  11. ^ 【重要】ゲーム起動方法、ログイン方法変更予定のお知らせ 2013年11月13日付
  12. ^ 【重要】ゲーム起動方法、ログイン方法変更のお知らせ 2013年11月21日付
  13. ^ 公式サイトのアナウンス 2009年2月5日付
  14. ^ 当時の掲示板でのユーザーの報告1掲示板でのユーザーの報告2掲示板でのユーザーの報告3
  15. ^ 公式サイトのアナウンス 2009年6月4日付
  16. ^ Impress Watch/Game Watch アカウントハックに遭ってしまった!(前編) 被害は救済されない。被害者になって見えてきた問題点と課題
  17. ^ Impress Watch/Game Watch アカウントハックに遭ってしまった!(後編) JOGAは「各社に任せる」方針。調べてわかったメーカーごとに大きく異なる対応内容
  18. ^ 公式サイトのアナウンス 2011年2月7日付
  19. ^ ネクソン会員サービス利用規約 第7条5項, 6項、及び第15条4項
  20. ^ ネクソンサポート「不正アクセスNEXONポイント補償申請におけるご注意事項」の欄
  21. ^ 公式サイト自由掲示板
  22. ^ 2006年12月15日発表 公式サイトのアナウンス
  23. ^ 電撃オンライン Q.ラグやBOTの対策については? 4周年記念オフラインイベント2009年4月4日
  24. ^ アナウンスすらされていない接続障害も多々ある 公式サイトのアナウンス
  25. ^ ロスト 公式サイトの自由掲示板・ユーザ報告
  26. ^ 当時の報道 仮想通貨3600万円盗む 不正アクセスの高2少年逮捕MSNニュース2008年1月24日(JST)(Web魚拓)

外部リンク[編集]

公式サイト[編集]