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促音・拗音[編集]

基本的には、馬名の促音・拗音の「ッ」「ツ」等の表記の違いは、過度に気にする必要はありません。リンクやリダイレクトを使ってうまく対応してください。

  • 例:オグリキャップ

オグリキャップは、地方競馬時代は「オグリキヤツプ」と表記されていました。これは地方競馬では促音・拗音などの小さな「ッ」「ャ」の文字が登録上使えなかったからです。しかし地方競馬で走っている頃から、実況アナウンサーも「キャップ」(cap)と発音しており、「きやつぷ」(KI-YA-TSU-PU)とは発音していません。ロッキータイガーロツキータイガー)なども同様です。

種牡馬のミルジョージ(Mill George)は、日本での血統登録上は「ミルジヨージ([1])」になっています。トウショウボーイは「トウシヨウボーイ([2])」、ニッポーテイオーは「ニツポーテイオー[3]」、パッシングショットは「パッシングショット([4])」です。時期によっても違いますが、競走馬の馬名登録と繁殖用馬の馬名登録が一元化されていなかったり、中央競馬と地方競馬で規則が違ったりしたためです。したがっていずれの表記にも一定の妥当性があります。書類上は「トウシヨウ」だけどローマ字表記は「TOSHO」になっていたり、公的記録は「ジヨージ」となっていても多くの人や書物は「ジョージ」と読んでいる、ということもよくあります。


ウィキペディアでは、リダイレクト機能やパイプ付きリンク機能が用意されています。これらを使ってうまく対応してください。無理に書き換えたり、統一する必要はありません。

  • パイプ付きリンクの例
  • [[トウショウボーイ|トウシヨウボーイ]]
  • リダイレクトの例

とくに古い馬の場合[編集]

明治時代には「てふてふ」と書いて「蝶々」と読んでいましたよね。当時の人達は「てふてふ」を「TEFUTEFU」と発音していたわけではなく、「TYOUTYOU」と発音していたわけです。

たとえば輸入種牡馬のChapel Bramptonは、「チヤペルブラムプトン」と登録されています。当時は、馬名登録に限らず、社会一般として拗音・促音も大文字で表記されていました。この馬のことを現代の文献ではしばしば「チャペルブラムプトン」と書きます。どちらでもいいです。古い文献では「チャペルブランプトン」と書いているようなものもあります。おそらく、「Chapel Brampton」の発音としてはこれが一番近い表記なのでしょう。同じような例としてシアンモア(Shian Mor)がいます。同馬は古い文献では「シャンモア」「シァンモア」などと書かれることもあります。

しかし、「クワンサイ」と書いて「かんさい(関西)」と読んだり、「バイクワ」(梅花)、「ユニフワーム」(ユニフォーム)などになってくると悩ましいですね。