フルーツバスケット (遊び)

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フルーツバスケット: Fruit Basket Turnover)とは、椅子取りゲームの一種である、子供の遊び。中島海編『遊戯大事典』では日本語訳により「果物籠」という名称で解説されている[1]

基本ルール[編集]

  1. 役を一人決め、他の者は鬼を取り囲むように内側を向き円状に座る(椅子にかけて行うこともある[1])。
  2. 座っている参加者には一人ずつ果物の名前が割り当てられる[1](リンゴ、みかん、ぶどうなど)。
    チームわけをする要領で果物の名前を割り当てておく場合もある。
  3. 鬼役が特定の果物の名前を呼ぶと、その果物の名前がついている人は席を交換しなければならない[1]
    一人ずつ別々の果物の名前をあてる方式の場合には、鬼役は2つの果物の名前を続けて呼ぶことになる[1]。チームわけをする要領で果物の名前を割り当てる方式の場合には1つでよいことになる。また、鬼が「フルーツバスケット!」と言った場合には全員が席を交換しなくてはならないとするルールもある。
  4. 鬼役はこの席の交換の機会に開いている席を取ろうとする[1]。鬼役が席に座ることができた場合には、座れなかった者が新たに鬼役となる。
  5. 隣の席に移動するのは禁止。
  6. 該当しているのに移動しなかった場合は鬼役になる。

ルールのアレンジ例[編集]

呼ぶべき名前をあらかじめ決めず、「黒い靴下をはいている人」「眼鏡をかけている人」「苗字が『さ』で始まる人」などと人の特徴で呼ばせる遊び(「なんでもバスケット」や「大嵐」などの呼称がある)もある。

この場合は該当者が一人しかいなかった場合は無効となる。 また、チームごとに得点を設定し、鬼が出たチームから得点を引いていき勝敗を決める遊びもある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 中島海編 『遊戯大事典』 p.205 1957年

関連項目[編集]