フォスタン・ビリンドワ

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フォスタン・ビリンドワ
第27代ザイール国首相
任期
1993年3月18日 – 1994年1月14日
大統領モブツ・セセ・セコ
前任者エティエンヌ・チセケディ
後任者レオン・ケンゴ
個人情報
生誕1943年
死没1999年4月29日(1999-04-29)(56歳)
政党Union for Democracy and Social Progress

フォスタン・ビリンドワフランス語: Faustin Birindwa1943年 - 1999年4月29日)は、コンゴの政治家。

エティエンヌ・チセケディの顧問を務めたのち1992年8月に外務大臣に就任した。モブツ・セセ・セコによってチセケディが解任されると、親モブツ派のForce Politiques du Conclaveのメンバーとして1993年3月18日に首相に就任した。その結果、彼は民主化・社会進歩連合から追放された[1]。首相として経済危機に対処しようとし、貨幣改革を発表して1993年9月に新しい通貨を制定した、それでも年末までのインフレ率は9,000パーセントと推定された[2]。1994年、共和国会議(Haut Conseil de la Republique/Parlement du Transition)の決定を受け首相を退任し、1994年6月に選出されたレオン・ケンゴが後を継いだ[1]。1999年4月29日、イタリアで心臓発作のため56歳(もしくは57歳)で死去した[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b Kisangani, E.F.; Bobb, S.F. (2009). Historical Dictionary of the Democratic Republic of the Congo. Scarecrow Press. p. 112. ISBN 9780810863255. https://books.google.com/books?id=FvAWPTaRvFYC 
  2. ^ 1993 Human Rights Report Archived 2016-07-17 at the Wayback Machine. US Department of State.
  3. ^ Weekly News Issue