フェルナンド・ジョルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ラ・パルマの民芸品

フェルナンド・ジョルトFernando Llort、1949年4月7日 - )は、エルサルバドルの画家。原色を用いた抽象画を手掛け、神・自然・人の調和をモチーフとした作品を多く発表している[1]ラ・パルマに「セミジャ・デ・ディオス」を設立した。小物や生活用品に絵を施した民芸品を作るコミュニティを築き、その作成手法を一般庶民へ広めるなどの文化活動を行っている[1]。ラ・パルマの民芸品は、現在はエルサルバドルの主要な産業品として知られる[1]

略歴[編集]

1949年にサンサルバドルに生まれる。国立大学を卒業後、フランストゥールーズベルギーロバイーナアメリカ合衆国ルイジアナ州などへ留学し、哲学、神学、美術を修得した。1968年より絵を描き始める。帰国後、ラ・パルマに移り、工房「セミジャ・デ・ディオス」を設立。画家としての活動をはじめた。セミジャ・デ・ディオスは神の木の実を意味し、村に自生するコピノールの木の実を半分に割り、側面に絵を描いたことに由来する。こうした小物や生活雑貨に絵を描き、民芸品として販売する手法を住民へ広めた。

1980年、内戦が激化するとサンサルバドルへ移住し、工房「エル・アルボル・デ・ディオス」に活動の場を移した。音楽会や講演会などの文化活動を精力的に行った功績が認められ、2003年、エルサルバドル国会より「名誉あるエルサルバドルの息子」の称号を授与されている[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 田中高編著 『エルサルバドル・ホンジュラス・ニカラグアを知るための45章』 明石書店、2004年、p.100-102。ISBN 4750319627

外部リンク[編集]