ノート:安楽死

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

尊厳死と安楽死の違いがもっとよく分かるように書いたほうが良いのではないでしょうか?私は、安楽死とは苦痛の無い状態で死ぬこと、であり、尊厳死とは人間の尊厳を保ちながら死ぬこと、だと思います。極端な例をとれば、20歳の健康で将来に希望を持った青年が睡眠中に鎮静剤を大量に嗅がされて他殺された場合、苦しくないので安楽死ではあるが、本人の意向に反しているので尊厳死では無いと思います。また逆に、仏教の修行僧が神に近づくために1週間のまず食わずで土中に埋まる修行中に死んだ場合、肉体的には苦しい状態で死んだので安楽死ではないが、人間としての尊厳を高める自ら望んだ過程の中で死んだので尊厳死であろうと思います。この様な例は臨床の現場に置き換えても同じですので、両者の違いがもっと明確になるように記述しては如何でしょうか?--Tanadesuka 2004年9月5日 (日) 03:49 (UTC)[返信]

20歳の方の例は安楽死ではなく他殺、修行僧の例も死ぬ意図があったかは不明にしろ尊厳死ではなく自殺でしょう。この場合、例として適当ではないと思います。さんぽ (ノート) 2004年9月11日 (土) 01:46 (UTC)[返信]
自殺か他殺かと言う問題は、終末期医療を考える場合にも常に問題になります。自殺か他殺かと言う分類と、安楽死か尊厳死かと言う分類は、別次元の話(数学的にいえば独立なベクトル)であり、従って、安楽死であり自殺、安楽死であり他殺、尊厳死であり自殺、等と言った風に分類する事ができると思います。--Tanadesuka 2004年9月11日 (土) 10:57 (UTC)[返信]
例として適当でないというのは、上の例だとそれぞれ「単なる他殺」「単なる自殺」になってしまうからということです。臨床に即した例を挙げていただけるともう少しわかりやすいのですがどうでしょう。また、「安楽死であり他殺」という分類があり得るかは立場によると思います。安楽死を認める立場からは「これは最期の迎え方のひとつの形であって他殺ではない。だから刑法には触れない」として容認するわけで、他殺と共存させてしまうのはまずいことにもなりますからね。さんぽ (ノート) 2004年9月11日 (土) 14:15 (UTC)[返信]
御返事ありがとうございます。単純に考えますと、安楽か否か、尊厳的か否か、自殺か他殺かの3つのファクターがあると思いますので、単純計算で通りの場合があると思います。
  1. 安楽死であり尊厳死である自殺
  2. 安楽死であり尊厳死である他殺
  3. 安楽死であり尊厳死でない自殺
  4. 安楽死であり尊厳死でない他殺
  5. 安楽死でなく尊厳死である自殺
  6. 安楽死でなく尊厳死である他殺
  7. 安楽死でなく尊厳死でない自殺
  8. 安楽死でなく尊厳死でない他殺
以下ではそれぞれについて臨床に即して考えてみたいと存じます。
  1. 安楽死であり尊厳死である自殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられ、患者様の価値観を理解した医師が患者様の価値観を全うする為に苦痛なく死ねる鎮静剤などを処方し、患者様本人が服用されて亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。これは最も多くの患者様が持っておられる価値観であると思いますので、日常臨床上も最もよく遭遇する問題であり、これを自殺幇助に入れるか入れないかは議論の分かれる所だと思います。
  2. 安楽死であり尊厳死である他殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられ、患者様の価値観を理解した医師が患者様の価値観を全うする為に苦痛なく死ねる鎮静剤などを投与し、患者様が亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。これも日常臨床上最もよく遭遇する問題であり、医師が患者の苦痛に共感してその苦しみを理解して助ける為に処方してしまい他殺とされたケースなどがあります。
  3. 安楽死であり尊厳死でない自殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられたが、癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じて意識清明だった頃には望んでいなかったで安楽死を望み、患者様の価値観を医師が理解しているにも関わらず安楽死を全うする為に苦痛なく死ねる鎮静剤などを処方し、患者様本人が服用されて亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。
  4. 安楽死であり尊厳死でない他殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられたが、癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じて意識清明だった頃には望んでいなかったで安楽死を望み、患者様の価値観を医師が理解しているにも関わらず安楽死を全うする為に苦痛なく死ねる鎮静剤などを投与し、患者様が亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。これは医師が患者の苦痛に共感し、その苦しみに耐え切れずに投与してしまい他殺とされたケースなどがあります。これは上の例では「20歳の健康で将来に希望を持った青年が睡眠中に鎮静剤を大量に嗅がされて他殺された」ケースに該当すると思います。
  5. 安楽死でなく尊厳死である自殺。この場合は、末期癌患者様が癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じてしまう前の意識清明だった頃に、痛みも思考力低下も全て受け入れつつ人工的な介入を全て受け入れずに死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられ、緩和ケアの中断や生命維持装置の電源を切るなどの苦痛を伴う選択を患者様自らされて亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。これは上の例では「仏教の修行僧が神に近づくために1週間のまず食わずで土中に埋まる修行中に死んだ」ケースに該当すると思います。
  6. 安楽死でなく尊厳死である他殺。この場合は、末期癌患者様が癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じてしまう前の意識清明だった頃に、痛みも思考力低下も全て受け入れつつ人工的な介入を全て受け入れずに死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられ、緩和ケアの中断や生命維持装置の電源を切るなどの苦痛を伴う処置を患者様の価値観を理解した医師が目的を全うする為に行い、患者様が亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。一般に苦痛を伴う死は尊厳を保てないと考えている人が多いと思いますので、このような場合は少ないと思います。
  7. 安楽死でなく尊厳死でない自殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられたが、癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じて意識清明だった頃には望んでいなかったで安楽死を望み、患者様の価値観を医師が理解しているにも関わらず緩和ケアの中断や生命維持装置の電源を切るなどの苦痛を伴う選択を患者様自らされて亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。一般に苦痛を伴う死は尊厳を保てないと考えている人が多いと思いますので、このような場合は少ないと思います。
  8. 安楽死でなく尊厳死でない他殺。この場合は、痛みも思考力低下も無い状態のままで死んでゆく事が人間としての尊厳を保った死だと言う価値観を末期癌患者様が持っておられたが、癌性疼痛等の為に見当識障害・思考力低下等が生じて意識清明だった頃には望んでいなかったで安楽死を望み、患者様の価値観を医師が理解しているにも関わらず緩和ケアの中断や生命維持装置の電源を切るなどの苦痛を伴う処置を医師が行い患者様が亡くなられた場合、などが当てはまるのではないでしょうか。一般に苦痛を伴う死は尊厳を保てないと考えている人が多いと思いますので、このような場合は少ないと思います。
ここで問題なのは、一般的な「積極的安楽死」と言う表現には上記1.2.3.4が含まれており、特に本人の尊厳を損なう「3と4」の組み合わせが、法律上問題となる「2と4」の組み合わせと混同されている事だと思います。また同様に、一般的な「積極的尊厳死」と言う表現には上記1.2.5.6が含まれており、特に本人の安楽を損なう「5と6」の組み合わせが、法律上問題となる「2と6」の組み合わせと混同されていると思います。さらに、自殺や他殺と言った表現は妥当でないので現状では「積極的安楽死」や「積極的尊厳死」等と言った表現が取られておりますが、これが曖昧な定義のまま使われている事が混乱に拍車をかけているものと存じます。以上私の考えてですが、これを踏まえてもっとわかりやすい記事に改定した方がいいのではないでしょうか?長文失礼いたしました。--Tanadesuka 2004年9月19日 (日) 16:32 (UTC)[返信]
何をどうしたら安楽死させることができるのですか?将来医者になるためには必要な知識かと...。--61.213.199.27 2023年2月12日 (日) 10:30 (UTC)[返信]

石原慎太郎へ一部転記に関して[編集]

ヒットラーの事例については、行動および結果がともなっている事例なので残しました。一方、石原慎太郎の事例は個人の見解に属するもので石原慎太郎氏が安楽死に対して一貫した行動ないしは結果を残しておらず、一時的な見解の表明にすぎないので石原慎太郎に属する事柄と判断して一部転記しました。--あら金 2009年8月19日 (水) 22:44 (UTC)[返信]

脱字であるとは思うのですが[編集]

以下の部分、

『 積極的安楽死 [編集] 本人の自発的意志を前提として一定の条件を満たした場合、医師が自殺幇助の行為を行うこと。 薬物を投与するなど然死、または尊厳死と同義語または間接的安楽死を含める言葉として使われる。』

における、『然死』と言う単語を当方存じ上げません。文字が抜けているだけなのでしょうか。--122.208.157.78 2011年8月7日 (日) 07:58 (UTC)[返信]

コメント もしも仮に「自然死」の「自」の脱字だとしても、そうでなかったとしても、そのあとの文脈が意味不明です。履歴を追ってみましたら、この文が破壊されたのは、2010年1月18日 (月) 01:38 (UTC)の修正においてです。この修正の前の記述も正しいのかどうか私にはわかりませんが(たぶんその修正をしたIPさんは「正しくない」と判断して修正しようとし、結果的には文を破壊してしまったのでしょうけれど)、この差分も参照の上で、詳しいかたに再修正をお願いします。--しまあじ 2011年8月7日 (日) 21:23 (UTC)[返信]

内容の誤解があるようですが[編集]

『他人による積極的安楽死を法律で認めている国』の一覧にある韓国ですが、こちら積極的安楽死安楽死ではなく尊厳死を認めたにすぎず、積極的安楽死というか消極的安楽死の明文化をしたのみと考えられます。同ページに内にも『消極的安楽死の法的扱い』に記載されていますが、いかがでしょうか。 --Tk03 2018年8月24日 (金) 05:04 (UTC)[返信]