ノート:トリスタンとイゾルデ

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流布本系と騎士道本系[編集]

情報の伝えかたとして色々問題があります。

新倉俊一の「『トリスタン』を読む」[1]など参考にして、物語の成立の経緯の節を設けたうえで、この節の書き直しが必要と思います。

エイルハルトが代表みたいにいきなり書いていますが、これについては「エイルハルト」が先という説も調べてみるとあるみたいですけれど、私の頭の中ではベルール(ではないかも知れないが何らかのフランス語作品)をもとに書かれたドイツ版であり、そのように紹介している文献も多いので、前者説でいきなりというのはWP:POVでしょう。

整理すると、古フランス語で書かれたテキストは、ぺルールの詩とトマの詩があり、いずれも断片ですが、二つのスタイルや内容も随分異なるので、現在では二つの作品と捉えるのが主流なのだと思います。伝承された単純で短い骨格話をベースに、それぞれ独自に肉付けした「作品」という解釈です。

一方、その反対の解釈が《原トリスタン物語》論で、それによればベルールもトマもそこから派生した「異本」ということになります。

この仮説論者のひとりが、「異作品」を「異本」とみなしてつなぎ合わせ作業を行ったのがベディエ編なわけです。 しかし新倉が「仮説の信奉者ならば」というような表現をみれば、それが学界全般的に受け入れられてないことがうかがえます。

つまり現在だと一方の論派のWP:POVになっていませんか。--Kiyoweap会話2017年11月5日 (日) 19:26 (UTC)[返信]

小生はこの記事の立項者ではなく、偶々若気の衝動買いで石川敬三訳『トリスタンとイゾルデ』 と佐藤輝夫著『トリスタン伝説 流布本系の研究』の2冊を所有していたため、記事に不足していた書誌情報等を追記しただけです。そもそも、この記事自体が成立史というようなものではなく、残存テキストの漠然とした列挙と日本語訳の紹介というほどのものと考えておりました。Kiyoweap さんがさらなる資料をお持ちなら、成立史を立項していただければと思います。(未完の新倉俊一「『トリスタン』を読む」だけでは足りない気がしますが)会話2017年11月6日 (月) 01:20 (UTC)[返信]
別に新倉俊一「『トリスタン』を読む」に不足はないと思いますが。日本語で読めてダウンロードできて楽なうえに、成立やテキストの関係について要点を踏まえていると思いす。
ということで、新倉観点を盛り込んだり、成立経緯を加えることは、このひとつのPDFだけでも、ほぼ可能と私は考えるので、とりあえず誰かがするかどうか見守ることにします。ちなみに私は立項者の方や、加筆者の麓さん特にこれを是正するべきだと示唆したつもりはありませんよ。--Kiyoweap会話2017年11月7日 (火) 00:07 (UTC)[返信]