ノート:トポフィリア

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著作権問題調査依頼[編集]

特別:差分/79722066で除去した内容について、著作権上の問題があるかないか、コミュニティの皆様からのご意見をいただければ幸いです。

2008年に刊行された、ちくま学芸文庫の『トポフィリア』の書籍の、訳者あとがきの部分と類似性が高いものと考えています。

「出版当時の地理学界状況」のセクションはpp.491-494, 「『トポフィリア』がもたらした影響」のセクションはpp.494, 497, 498の内容と類似しており、おそらくこの本を参考にして加筆されたのだろうと考えますが、当該の書籍と同じ文章や、少し相違点はあるものの同じような単語が使われている部分があります。特に、「出版当時の地理学界状況」の冒頭部の計量革命に関する説明の部分が、p.491での解説との類似性が高いものと考えています。しかし、完全な丸写しでもなく、ところどころ文の順序も入れ替わっています。このような状況では、著作権侵害のおそれがあると判断されるのでしょうか。それとも、脚注形式で適切な出典を追加したり、内容・表現を修正したりすることで対応可能でしょうか。なお、いったん当該記述は除去しています。

なお、記事主題については特筆性はあると考えています。人文主義地理学を語る上で重要な概念・書籍ですし、『地理学概論』(地理学基礎シリーズ、朝倉書店)や『地球環境学』(地球学シリーズ、古今書院)などといった地理学の入門的なテキストでも掲載されている概念ですし、専門的なテキストでいうなら『現代人文地理学の理論と実践』(明石書店)が挙げられるかと思います(私自身が地理思想にあまり詳しくないので、そちらに詳しい方にとっては他にも文献を挙げられるかもしれませんが)なので削除依頼を要すると考えられる場合は版指定削除になるかと思います。--郊外生活会話2020年9月27日 (日) 08:11 (UTC)[返信]

著作権問題調査依頼から来ました。ちくま学芸文庫版をすぐには入手できなかったので、同じものかどうか分かりませんが、せりか書房版の訳者あとがきを参照しました。せりか版では訳者あとがきは433ページから446ページが該当します。
私が気になったのは、郊外生活さんも指摘しておられる「出版当時の地理学界状況」の冒頭部分と、「『トポフィリア』がもたらした影響」の最後の一文です。対応すると思われる部分は、せりか書房版では以下のようになっています。
そもそも近代地理学の主要な課題とは、人間と環境(自然環境と人文環境の両者)とのかかわりあいを明らかにすることであった。そこには二通りのアプローチが存在する。ひとつは、数値化できるような客観的データに基づく、論理実証主義的なアプローチである。この立場を強力に推し進めた地理学者たちは計量学派と呼ばれ、一九六〇年代に、統計処理の手法を武器に、地理学を自然科学のような「科学」にすることを目指した。 — イーフー・トゥアン 『トポフィリア-人間と環境』 小野有五・阿部一訳、せりか書房、1992年、pp433-434。
『トポフィリア』は、思想や、哲学や、心理学や文芸批判に対して大きな影響を与えた。建築や造園、都市計画など、直接的に場所と空間に関わる分野はもちろんのこと、自然保護やエコロジーといった環境問題に関わる人々にも、本書は広く読まれた。 — 前掲書、pp439-440。
2文を1文にまとめたり、逆に1文を2文に分けたり、一部語句を変えたりはしていますが、文章の流れが同じで、表現も酷似していると感じました。微妙な線かと思いますが、他の部分はともかく、上記2か所(特に前者)については著作権侵害の可能性を否定できないように思います。--Semiprecious stone会話2020年10月6日 (火) 13:36 (UTC)[返信]