ノート:アセチルセルロース

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日本化学繊維協会によると、

生分解性プラスチックと言っても、空気中ではあまり劣化は進まず、実使用の段階では、ほとんど通常の製品と同じように使用できます。 一方、土中や水中では各種条件や生分解性プラスチックの種類によってかなり異なりますが、フィルム状の物で数週間から数ヵ月、1mm厚程度の板状の物や繊維では1年から数年で分解し、更にコンポスト(堆肥)中などでは、これの数倍~数10倍ほどの速度で分解すると言われています。大型のコンポスト器内ではごみ袋のようなフィルムが1~2日で分解したという報告もあります。

出典:日本化学繊維協会

岡山バイオマスプラスチック研究会も同様の説明を行っていますし、

これらを踏まえると、「アセチルセルロースは合成樹脂一般と比較すると若干の生分解性を持ち、ごみとして環境中に排出された場合には緩やかに分解される。」との表現は不適切ではないでしょうか?

若干の生分解性はあるにしても、生分解性プラスチックはコンポスト中のように管理された環境において処理することを前提としているものであって、「ごみとして環境中に排出された場合」を前提にしているものではありません。

また、環境中での分解についても、

http://www.ecology.or.jp/w-topics/wtp42-0210.html

のように、含有される可塑剤や添加剤が分解時に環境中にばら撒かれる影響等が懸念する声もあるので、環境中に排出された場合(要するに不法投棄)を前提とした表記には疑問を感じざるを得ません。 愛犬家 2007年11月24日 (土) 05:30 (UTC)[返信]

生分解性プラスチックと、バイオマスプラスチック(参考:再生繊維#植物系)は区別してください。…区別つかない(理解できない)なら、記事に関わらないほうが宜しいでしょう。そういう混乱した視点では、記事に雑情報を並べてしまうことになりがちですので。--夜飛/ 2007年11月24日 (土) 05:40 (UTC)[返信]


既にエビデンスを示した日本化学繊維協会の「5.生分解性繊維に用いられているポリマーの種類」の「表2.生分解性プラスチックの分類」の「天然物系」をご覧下さい。「酢酸セルロース」と書いてありますから。
それとこれも読んだ方がいいでしょう。
岡山バイオマスプラスチック研究会
Q5. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックとは何か違うのですか。
A5. いずれのプラスチックも微生物によって最終的に二酸化炭素と水に分解されますが、生分解性プラスチックの中には石油を原料としているものもあります。
既に示した資料をよくお読みになれば判ると思いますが、生分解性プラスチックもバイオマスプラスチックも、現時点ではコンポスト処理或いは焼却処理を基本としているものであり、環境中にそのまま排出する前提で作られている訳ではありません。
それと夜飛さんの示した資料は、エビデンスが付いていませんから検証可能性が無いと思いますよ。愛犬家 2007年11月25日 (日) 04:05 (UTC)[返信]
読みましたが…それでなお同一視するとはこれ如何に。その資料も、原料によって区分されるバイオマスプラスチックと、廃棄された際の性質(ついでいうと、その性質を素材の設計段階で組み込む)に区分を設ける生分解性プラスチックは分けていますよ。同一視することは、微生物によって消費されるからと言って、生分解性プラスチックをナマモノ(生肉とか生魚とか生卵とか)扱いするのに等しい行為です。この案件もWikipedia:コメント依頼/愛犬家に提示する必要性を感じます。--夜飛/ 2007年11月25日 (日) 05:22 (UTC)[返信]
どうやら話が噛み合っていないようですね。
私が問題提起しているのは「アセチルセルロースは合成樹脂一般と比較すると若干の生分解性を持ち、ごみとして環境中に排出された場合には緩やかに分解される。」との表現は不適切ではないかということです。
分解まで土中や水中では1年から数年間掛かる生分解性繊維は、ごみとして環境中に排出(要するに不法投棄)を前提とした表記にすべきではないでしょう。と言っているのですけどね。愛犬家 2007年11月25日 (日) 06:07 (UTC)[返信]
記事には、事実そのとおりのことしか書いてないでしょ?記事を読んで、生分解性があると言うことと、環境中に廃棄すること(ないしそれを推進すること)を勝手に頭の中で結びつけるのは愛犬家さんの自由ですが、何処にも「だから環境中に捨てなさい」とは書いてない。書いていないことに食いついている状態で話がかみ合う訳無いでしょう。--夜飛/ 2007年11月25日 (日) 06:33 (UTC)[返信]
よいですか「緩やかに分解される」などと曖昧に表現すれば、読み手に「環境中に排出してもそのうち分解するからいいだろう」いった誤解を与えることになりかねません。
今まで資料として示したホームページをよくご覧頂ければ判ると思いますが、この手のプラスチックは誤解を招くことが多いため、態々関連団体が「不法投棄を助長するものではありません」との見解を示しています。
それらのことを踏まえれば、例えば「アセチルセルロースは合成樹脂一般と比較すると若干の生分解性を持ち、ごみとして環境中に排出された場合には分解に1年から数年間掛かるため分別収集を行う必要がある。」とした方がよいのではないかと、そういうことを言っているのですよ。愛犬家 2007年11月25日 (日) 06:57 (UTC)[返信]
(インデント戻し)物質の分解は、その対象物質の性質と量によって左右されます。生分解性プラスチックにしても、自然環境への積極的な排出を推奨するものではないのです。単に「排出されたら分解される」というだけ。緩やかと言うのも程度問題であり、それ以上でも以下でもありません。これでまだ同じ主張を繰り返すのであれば、文字通り「お話になりません」としか言い様がありません。--夜飛/ 2007年11月25日 (日) 08:37 (UTC)[返信]

私が「緩やか」と表記した根拠はこのへんです。

  • Sakai K, Yamauchi T, Nakasu F, Ohe T (1996). “Biodegradation of Cellulose Acetate by Neisseria sicca”. Bioscience, biotechnology, and biochemistry 60 (10): 1617-22.  [1]
  • Buchanan CM ,Gardner RM, Komarek RJ (1993). “Aerobic biodegradation of cellulose acetate”. Journal of applied polymer science 47 (10): 1709-19.  [2]

もっと信頼性の高い情報があれば表現を変更します。アセチルセルロースの分解に一年~数年かかる、という情報の出典はどこでしょう。- NEON 2007年11月25日 (日) 11:59 (UTC)[返信]

「若干の」とか「緩やかに」というのがちょっと微妙な表現のように思われます。言葉を濁さないようにするのであれば、具体的に条件と時間を書いておいた方がよいのではないでしょうか。実験条件で得られた結果が環境中での分解速度にそのまま適用できるものでもないでしょうし。期間が年というのは、このノートの一番上の日本化学繊維協会 からでしょう。アセチルセルロースのことであるとは書いていないですけど、一般的な話としてのことでしょうから、アセチルセルロースもその中に含まれるのでしょう。コンポストの中であればもっと早く分解するようなことが書いてありますが、実験条件はそういったものに近いのではないでしょうか。ともあれ、いずれにしても啓蒙のような文章はご勘弁願いたいものです。--Calvero 2007年12月1日 (土) 05:37 (UTC)[返信]
『世界大百科辞典』を出典として間違っている部分を改稿しました。生物分解性については提示された資料にはアセチルセルロースが生分解性プラスチックであるとしてものではないためにWikipediaの公式な方針独自研究は載せない4.発表済みの情報の合成に基づき改めました。--あら金 2007年12月2日 (日) 01:58 (UTC)[返信]
どうもです。トリアセチルセルロースの紡績のところなのですが、クロロホルム塩化メチレンでそんなに違うものなのでしょうか? --Calvero 2007年12月2日 (日) 07:43 (UTC)[返信]
なんとも言えませんが毒性は
クロロホルム
急性毒性(経口): ラット LD50 445-2,000mg/kg8)
マウス(雄)LD50 36-460mg/kg、(雌) LD50 353-1,366mg/kg8)
急性毒性(経皮): (皮下) マウス LD50 696-3,245mg/kg8)
急性毒性(吸入): ラット LD50 9,770ppm8)
塩化メチレン
急性毒性(経口): ラット LD50 1,600mg/kg6)
ラット LD50 2,100mg/kg8)
急性毒性(経皮): データなし
急性毒性(吸入): マウス LC50 16,189ppm(8h) 8
なので「どんぐり」の背比べです。乾式紡績するに際して糸が途切れるとか表面がすべすべにならないとかコスト上の問題があるとか、単に製品化できなかったというだけかもしれません。さすがにそこまでは百科事典に載ってませんでした。--あら金 2007年12月2日 (日) 14:36 (UTC)[返信]
やはり、クロロホルムは劇物指定されていますが塩化メチレンはそうではない、というところがポイントなんでしょうか。奥が深いですね…。--Calvero 2007年12月4日 (火) 12:57 (UTC)[返信]
どちらも大戦前の話なので、当時の基準は今よりザルだと考えますが…いまではどちらも環境基準で工業生産には使いたくない溶媒の筆頭ですねぇ--あら金 2007年12月4日 (火) 14:31 (UTC)[返信]