ノヴォヴォロネジ

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ノヴォヴォロネジ市街
ノヴォヴォロネジ原子力発電所の遠景
ノヴォヴォロネジの救世主ハリストス聖堂

ノヴォヴォロネジ(ノヴォヴォロネシュとも;ロシア語:Нововоронеж, Novovoronezh)は、ロシア南西部に位置するヴォロネジ州の町。人口は3万658人(2021年)[1]。州都ヴォロネジから55キロメートル南にあり、最も近い町は40キロメートル離れたリスキドン川に面している。

経済[編集]

ノヴォヴォロネジ原子力発電所が市内に位置している。住民のほとんどは原発か、その関連産業の職に就いている。原発は電気だけではなく、暖房用の熱も市内に供給している。その他、建材業や食品産業も立地する。

歴史[編集]

ノヴォヴォロネジは、1957年に原子力発電所建設が開始されるとともに設立された[2]。当時はノヴォグレソフスキーという名の都市型集落であったが、同年にノヴォヴォロネジ(新しいヴォロネジ)と改名され、1959年からはノヴォヴォロネジ地区の行政中心地となった。1964年には総発電量210 MW の原子炉1号機が稼働した[2]。1987年には市に昇格した。市内では、老朽化したノヴォヴォロネジ原子力発電所に代わり、ノヴォヴォロネジ第二原子力発電所の建設が進められ、2017年に1号機の商用運転が開始された。

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]