デビルズ島

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デビルズ島
デビルズ島
座標 北緯5度17分37秒 西経52度34分59秒 / 北緯5.29361度 西経52.58306度 / 5.29361; -52.58306座標: 北緯5度17分37秒 西経52度34分59秒 / 北緯5.29361度 西経52.58306度 / 5.29361; -52.58306
面積 0.140 km²
最高標高 約40 m
所在海域 大西洋
所属国・地域 フランス領ギアナの旗 フランス領ギアナ
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デビルズ島英語: Devil's Island デビルズ・アイランド)の名で知られるディアブル島フランス語: Île du Diable イル・デュ・ディアブル)あるいは悪魔島は、南米フランス領ギアナにある島。

デビルズ島を含むサリュー諸島の地図

フランス領ギアナの北海岸沖合い11kmにある面積14ヘクタールほどの小島で、1852年ナポレオン3世第二帝政期)にフランス政治犯など重犯罪者を収容するための監獄が島に設置された。1946年に廃止されたが、現在でも監獄の建物の跡地が残っており観光客が訪れている。

椰子の木に覆われた、岩の多い島であり、最も高い地点で海抜40mほどになる。フランス領ギアナ本土の沖合いに浮かぶ火山列島、サリュー諸島(Îles du Salut)を構成する3つの島のうち最も北に位置する。サリュー諸島のほかの島、サンジョセフ島(Île Saint-Joseph)・ロワイアル島(Île Royale)にも刑務所があったほか、本土側の町クールーにも施設があった。英語圏では「デビルズ・アイランド」の名で知られたが、フランスでは「bagne de Cayenne」、「カイエンヌの穴」と呼ばれていた。

フランス史上最も悪名高い流刑地で、8万人以上の政治犯や重罪人がこの地に送られたが、多くは疫病の蔓延する環境に耐えられずに生きて島を出ることはなかった。脱獄するには密林を抜けてボートなどに乗らなければならないため、脱獄できた者は少数とされている。1854年の法律では、釈放後も受刑者はフランス領ギアナにとどまり強制労働に従事することになっていた。また一生涯フランス領ギアナにとどまることとされる受刑者には土地が与えられた。

アルフレッド・ドレフュス大尉が1895年から1899年までこの監獄島で服役したことでも有名である。またこの島に収容されていたアンリ・シャリエールの同名の著書に基づく映画『パピヨン』(1973年)の舞台として知られている。

1938年、フランス政府は島への流刑者の移送を中止し、1952年に刑務所は永久に閉鎖された。受刑者の多くはフランスの大都市の刑務所に移され、受刑者のいくらかはフランス領ギアナに残ることを選んだ。

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