ベシル酸ベポタスチン
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ベシル酸ベポタスチン(bepotastine besilate)とは、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤のひとつである。2000年に田辺三菱製薬からタリオンの商品名で上市された。ベシル酸とは、ベンゼンスルホン酸 (C6H5SO3H) を指す。
現在、一錠中にベシル酸ベポタスチンを5mg含有するタリオン錠5と、同成分を10mg含有するタリオン錠10の2種類が発売されており、当該薬剤は指定医薬品・処方せん医薬品である。
ベシル酸ベポタスチは、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に対し、その効能・効果が認められている。宇部興産と田辺三菱製薬の共同研究により開発され、2000年にアレルギー性鼻炎への効能・効果が承認され、2002年に蕁麻疹・皮膚疾患に伴うそう痒への効果・効能が追加承認され、現在に至っている。
ベシル酸ベポタスチンは、現在日本において発売されている第二世代抗ヒスタミン薬のうち、開発からの期間が最も浅い薬剤である。そのため、第二世代抗ヒスタミン薬のなかでも、臨床効果の大きさに対して、比較的眠気の発現頻度が少ない薬剤とされる。もっとも、塩酸フェキソフェナジン・ロラタジン・エバスチン・塩酸エピナスチンなどと比較すると、眠気を訴える患者が多いことが確認されるが、その一方で、上記四薬剤と比較してベシル酸ベポタスチンはより大きな臨床効果が得られるとされる。
また、中央薬事審議会・医薬品第一特別部会 2000年5月18日会議議事録によれば、ベシル酸ベポタスチンはアレルギー性鼻炎患者を対象とした治験において、テルフェナジン(商品名:トリルダン)との二重盲検下の比較を実施した結果、全般改善度でベシル酸ベポタスチンが有意に優れていたとのことである。
現在ベシル酸ベポタスチンは、日本のほか、大韓民国でも発売されている。また、点眼薬としての利用が検討されているところである。
[編集] 用法・用量
通常、成人にはベシル酸ベポタスチンとして1回10mgを1日2回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

