シェッフェル台車

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ギヤ比を変更し、シェッフェル台車と第1エンドの流線形ノーズコーンを備えた6E1形シリーズ4、E1525号機。この構成で245キロメートル毎時 (152マイル毎時)に達した。この記録は現在も世界の狭軌速度記録である[1]

シェッフェル台車は、横方向の力の振動を低減し、狭軌線路での高速旋回に対応するように設計された、柔軟で安定性の高いラジアル台車である。1975年に南アフリカ鉄道(SAR)の鉱石貨車で最初に使用され[2] [3]南アフリカ1,067 mm (3 ft 6 in)軌間の鉄道の発展を促進するためにこの台車を設計した発明者であるハーバート・シェッフェル[2]にちなんで名付けられた。1,067 mm (3 ft 6 in)軌間(ケープゲージ)の狭軌鉄道システムで245キロメートル毎時 (152 mph)の世界狭軌速度記録を樹立するために使われた [1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Coxon D. “Pantograph Testing in South Africa in 1980”. Testing Trains. 2019年5月3日閲覧。
  2. ^ a b Ball P (2016年5月24日). “The Scheffel Bogie and the Rail Gauge”. The Heritage Portal. 2019年5月3日閲覧。
  3. ^ Bruton M (2011年4月7日). “SA’s Sheffel Bogie keeps on rolling”. IOL. 2019年5月3日閲覧。