カフェ・マンチェ
カフェ・マンチェ (Café 't Mandje) は、オランダのアムステルダムにあるバーである[1]。アムステルダム旧市街のゼーダイク通りにあり、 1927年にレスビアンのベット・ファン・ベーレンが創業した。アムステルダム博物館には、この店の再現ルームがある[2]。
マンチェは、オランダで最初のゲイバーとして紹介されることがよくあるが、それは正確ではない。アムステルダムには、20世紀の最初の10年間にすでにいくつかのゲイバーが存在した。また、マンチェは、ゲイの男性のためだけのものではなく、売春婦、ヒモ、船員、レズビアンの女性が集まる寛容な場所である[3]。
歴史[編集]
カフェ・マンチェは、アムステルダムの歴史的な中心地と言えるゼーダイク通り63にあり、レスビアンのベット・ファン・ベーレンにより、1927年に開店した。1967年に彼女が亡くなった後、彼女の妹のグリートが1982年に閉店するまで、この店の経営を続けたが、バーとその内装はその後も彼女により保存管理され、要望があれば見学することができた。2007年8月に彼女は亡くなったが、その前に彼女のイニシアチブによりバーは再開した。このバーは、2008年4月29日より姪のダイアナの経営により営業している[4]。 2020 年のコロナ・パンデミックの間、カフェ・マンチェはカフェを財政的に維持することができなかったため、 2020 年 12 月にLGBT ナイトライフ会場としての継続的に運営することを条件に、不動産仲介業者のNVゼーダイク売却した。 HIV活動家のオーランド・ランスドルフは、この店のウェイターとして働いていたことがある[5]。ランズドルフは、2021年3月6日に亡くなった。
脚注[編集]
- ^ “"Homocafé 't Mandje heropend"”. Het Parool (in Dutch) (2008年4月29日). 2009年2月12日閲覧。
- ^ “360 degree interior view of museum replica of the bar” (Adobe Flash). Amsterdams Historisch Museum. 2011年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月14日閲覧。
- ^ Gert Hekma e.a, "De roze rand van donker Amsterdam. De opkomst van een homoseksuele kroegcultuur 1930–1970", Amsterdam 1992, p. 49–53.
- ^ “Homocafé 't Mandje heropend” (オランダ語). Het Parool. (2008年4月29日) 2009年2月12日閲覧。
- ^ “In Memoriam: Orlando Lansdorf” (オランダ語) 2021年3月12日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Official site (オランダ語)