アルフォンス・コラ
アルフォンス・コラ Alphonse Colas | |
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自画像 (1885) | |
誕生日 | 1818年9月25日 |
出生地 | リール |
死没年 | 1887年7月11日 (68歳) |
死没地 | リール |
アルフォンス・コラ( Alphonse-Victor Colas、1818年9月25日 - 1887年7月11日)は、フランスの画家である。肖像画や風景画を描いた。リールの美術学校の教授も務めた。
略歴[編集]
ベルギーとの国境の街、リールの徴税吏の息子に生まれた[1]。1834年にリールの美術学校(École des beaux-arts de Lille)に入学し、1838年からは宗教画や肖像画が専門のフランソワ・スション(François Souchon: 1787-1857)がこの学校の校長になり、スションの学生になった[1]。
1842年に宗教的主題を描いた作品でローマ留学の奨学金を取得し、リール市がローマに所有する芸術家の留学滞在施設であるアトリエ・ウィカール(Atelier Wicar: 画家のジャン=バティスト・ウィカールが遺贈)に滞在し、1843年から1848年までイタリア各地を旅し巨匠たちの作品を研究した。
リールに戻った後、1850年に公証人の娘と結婚し、その後 3人の息子と2人の娘が生まれた[1]。
1856年にリールの美術学校の教授になった。 アルフォンス・コラに学んだ学生には、アルフレッド・アガッシュやエドガー・ブートリー、レオン・コメール、アルベール・ダルクらがいる。
肖像画も描いたが、北フランスで著名な宗教画家の一人となり、リール、ドゥエー、ルーベなどフランスの北部地域のいくつかの教会の宗教画を描いた。作品はリール宮殿美術館などに収蔵されている。
リールで68歳で死去した。
作品[編集]
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音楽家ラヴォー(Lavaud)と家族の肖像画 (1862)
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聖書の主題による作品(Le denier de la veuve)
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Charlemagne Ovigneur(ナポレオン戦争時の軍人)
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フランソワ・スション(画家)の肖像画
アルフォンス・コラに学んだ学生[編集]
- ブノワ・ボーデンディーク (1834-1887)
- アルフレッド・アガッシュ (1843-1915)
- アルベール・ダルク (1848-1895)
- Pharaon de Winter (1849-1924)
- レオン・コメール (1850-1916)
- Joseph-Emmanuel Van Driesten (1853-1923)
- アンリ=エドモン・クロス (1856-1910)
- エドガー・ブートリー (1857-1939)
- Gaston Thys (1863-1893)
- エミール・アンスレ (1865-1951)
脚注[編集]
- ^ a b c Alphonse Colas @ Geneanet
参考文献[編集]
- Larousse mensuel, Claude Augé, 1911 à 1913.