アコカ

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アコカ日本劇団ライブハウス等をステージとするパフォーマンスユニットとしても活動。

略歴[編集]

1993年和光大学のサークル・映像メディア研究会のメンバーだった、高羽泰雄(脚本・演出・映像)、笠原大(俳優)、カサギマナブ(音楽)、正木鋼志(俳優・脚本・演出)らによって結成される。当初は映像と演技によるパフォーマンスのためのユニットだったが、次第に演劇主体の活動へと移行する。 「観客が展開を選択できるインタラクティヴ演劇」「映画作品と舞台公演の同時公開」「架空の傑作のパート2」「セリフ・音楽・効果音などを全てCDに録音し、舞台上でのCDの再生に合わせて演じる」などの実験的なコンセプトを、エンターテイメントとして見せる作風となる。

1996年にはパルテノン多摩小劇場フェスティバルに出場し、最優秀賞、ベストスタッフワーク賞、観客動員賞を受賞。同年、ビデオ作品「夫婦ドラゴン」が東京ビデオフェスティバルにてブロンズ賞を受賞。その後も、下北沢演劇祭、グローブ座春のフェスティバル等に参加。

2000年に高羽泰雄、カサギマナブが退団した後は、笠原大が主宰となり、カンフーアクションをフィーチャーした作風となる。

2005年以降はライブパフォーマンスを主体に活動し、2007年3月に解散。

公演[編集]

  • Vol.1「アルビノヘブン」1993.4/12-14 和光大学・学生ホール
  • Vol.2「リトル・リトル・ビッグ・バン」1994.3/11-13 STORE HOUSE
  • プロデュース公演「オリマシスターズ001・フロリダSUN」1994.6/23-26 和光大学・学生ホール
  • Vol.3「無能力学園XX」1994.10/27−30 キッド・アイラック・アートホール
  • Vol.4「拳法混乱 カンフージョン」1995.7/27-30 こまばアゴラ劇場
  • 実験公演「フラスコベイビー」1995.12/7-10 高円寺明石スタジオ 
  • Vol.5「オーヴァー・グラウンド・マザー」1996.2/27-28 和光大学・学生ホール、1996.3/6 パルテノン多摩・小ホール
  • Vol.6「COMING SOON!」1996.11/6-13 キッド・アイラック・アートホール
  • RP-1「拳法混乱 Kung-Fusion NEO」1997.2/26-27 パルテノン多摩・小ホール
  • Vol.7「M2」1997.5/15-18 下北沢駅前劇場
  • RP-2「無能力学園XX Another Chrono Ring」1998.1/9-13 ザ・スズナリ
  • Vol.8「常吉進化論」1998.8/5-9 ザ・ポケット
  • Vol.9「少年アガペー」1999.2/11-14 ザ・スズナリ
  • RP-3「oh! no more COMING SOON!」1999.8/25-29 ザ・スズナリ
  • プロデュース公演「オリマシスターズ002・シベリアSUN」2000.1/26-31 下北沢駅前劇場
  • Vol.10「モンキー・マン」2000.3/9-12 東京グローブ座
  • Vol.11「ドラゴンランド」2000.6/30-7/2 東京芸術劇場・小ホール2
  • Vol.12「Disc.No.1001」2000.12/20-25 ザ・ポケット
  • Vol.13「デリシャス!マーメイド」2001.5/16-21 下北沢駅前劇場
  • Vol.14「最強王」2001.11/7-11 シアターVアカサカ
  • Vol.15「神SHI-BAI」2003.1/24-26 下北沢駅前劇場
  • ザ・ライブVOL.1「ウォルフガング」2005
  • SP公演「執事専門学校 執事喫茶オープン」2006

所属したことのある俳優[編集]

  • 笠原大
  • 正木鋼志
  • 野坂麻子
  • 加藤江見
  • 万年研
  • 金丸雪菜
  • 真田郁子
  • 山田裕子
  • 多辺田牧子
  • 三苫夏奈
  • 村田宗典
  • 遠藤清美
  • 古賀裕之
  • 小林百合花
  • 渡辺詩子
  • 崔美愛
  • 小原康二

所属したことのあるスタッフ[編集]

  • 高羽泰雄/脚本・演出・映像
  • カサギマナブ/音楽・音響
  • 藤井純子/小道具・大道具
  • 山本直子/制作
  • 鈴木かおり/脚本・演出

外部リンク[編集]