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Temperate lake and Mulga woodland
代替安定状態を持つ湖とマルガの生態系[1]

生態学での回復力(かいふくりょく、英称:Ecological resilience)とは、ダメージに抵抗しすばやく回復することによる摂動や攪乱に対応するエコシステム能力。混乱や擾乱には火事洪水暴風雨、虫の群れの爆発力・異常繁殖、森林伐採、土壌中への農薬散布、外来植物や動物種の導入などの人的活動で引き起こされる確率論的事象が含まれるが、規模または長期間などの要因でその障害は生態系に深刻な影響を及ぼす可能性があり、それを超えるとプロセスや構造の異なる体制が優位になるしきい値に生態系が強制的に到達する可能性もある[2]生物多様性の減少、天然資源の利用汚染土地利用人為的な気候変動など、生態系の回復力に悪影響を及ぼす人間の活動は、生態系における体制の変化(レジームシフト)も引き起こしており[2] [3]レジリエンスとしての学際的談話により 「弾力を通して生態回復力を構築することを目指し分析、適応的資源管理、そして適応的統治」し、現在の社会生態系を介してヒトおよび生態系の相互作用も考慮すると、最大持続可能収量にパラダイムした環境資源管理によるシフトの必要性も考慮されうるのである [4]

ダメージに抵抗しすばやく回復することによる摂動や攪乱に対応するエコシステム能力。混乱や擾乱には火事洪水暴風雨、虫の群れの爆発力・異常繁殖、森林伐採、土壌中への農薬散布、外来植物や動物種の導入などの人的活動で引き起こされる確率論的事象が含まれるが、規模または長期間などの要因でその障害は生態系に深刻な影響を及ぼす可能性があり、それを超えるとプロセスや構造の異なる体制が優位になるしきい値に生態系が強制的に到達する可能性もある[2]生物多様性の減少、天然資源の利用汚染土地利用人為的な気候変動など、生態系の回復力に悪影響を及ぼす人間の活動は、生態系における体制の変化(レジームシフト)も引き起こしており[2] [3]レジリエンスとしての学際的談話により 「弾力を通して生態回復力を構築することを目指し分析、適応的資源管理、そして適応的統治」し、現在の社会生態系を介してヒトおよび生態系の相互作用も考慮すると、最大持続可能収量にパラダイムした環境資源管理によるシフトの必要性も考慮されうるのである [4]

関連項目

参考文献

脚注

  1. ^ Folke, C., Carpenter,S., Elmqvist, T., Gunderson, L., Holling C.S., Walker, B. (2002). "Resilience and Sustainable Development: Building Adaptive Capacity in a World of Transformations". Ambio. 31 (5): 437–440. doi:10.1639/0044-7447(2002)031[0437:rasdba]2.0.co;2. PMID 12374053.CS1 maint: Multiple names: authors list (link) 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "Folke, Carpenter et al 2002"が異なる内容で複数回定義されています
  2. ^ a b c d Folke, C.; Carpenter, S.; Walker, B.; Scheffer, M.; Elmqvist, T.; Gunderson, L.; Holling, C.S. (2004). "Regime Shifts, Resilience, and Biodiversity in Ecosystem Management". Annual Review of Ecology, Evolution, and Systematics. 35: 557–581. doi:10.1146/annurev.ecolsys.35.021103.105711. 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "Folke, Carpenter et al 2004"が異なる内容で複数回定義されています
  3. ^ a b Peterson, G.; Allen, C.R.; Holling, C.S. (1998). "Ecological Resilience, Biodiversity, and Scale". Ecosystems. 1 (1): 6–18. CiteSeerX 10.1.1.484.146. doi:10.1007/s100219900002. 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "Peterson et al 1998"が異なる内容で複数回定義されています
  4. ^ a b Walker, B.; Holling, C. S.; Carpenter, S. R.; Kinzig, A. (2004). "Resilience, adaptability and transformability in social–ecological systems". Ecology and Society. 9 (2): 5. doi:10.5751/ES-00650-090205. 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "Walker, Holling et al 2004"が異なる内容で複数回定義されています

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出典

  • Hulme、M.(2009)。 「なぜ気候変動について異論を唱えるのか:論争、不作為および機会の理解」ケンブリッジ大学出版局。
  • Lee、M.(2005)「EU環境法:挑戦、変更、および意思決定」。ハート26。
  • Maclean K、Cuthill M、Ross H.(2013)。社会的回復力の6つの属性環境計画と管理のジャーナル。 (オンライン順)
  • Pearce、DW(1993)。 「青写真3:持続可能な開発の測定」 アーススキャン
  • Andrew Zolli; Ann Marie Healy (2013). Resilience: Why Things Bounce Back. Simon & Schuster. ISBN 978-1451683813  Andrew Zolli; Ann Marie Healy (2013). Resilience: Why Things Bounce Back. Simon & Schuster. ISBN 978-1451683813  Andrew Zolli; Ann Marie Healy (2013). Resilience: Why Things Bounce Back. Simon & Schuster. ISBN 978-1451683813 

外部リンク

  • Resilience Alliance - 社会的・生態学的回復力に焦点を当てた研究ネットワーク
  • ストックホルムレジリエンスセンター - レジリエンスに特に重点を置いた社会生態系システムのガバナンスのための横断的な研究を推進する国際センター - 変化に対処し、開発し続ける能力
  • TURaS -回復力と持続可能性に向けた欧州のプロジェクトマッピング都市移行
  • Microdocs:Resilience - 回復力に関する短いドキュメンタリー