「爪白癬」の版間の差分
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'''爪白癬''' (つめはくせん)とは、手足の[[白癬]]が進行し、爪の間に[[白癬菌]]が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状である。 |
'''爪白癬''' (つめはくせん)とは、手足の[[白癬]]が進行し、爪の間に[[白癬菌]]が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状である。 |
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治療には[[抗真菌薬]]を内服することが多かったが、2015年には日本でも外用薬が登場した。治療に数か月から1年以上かかることがある。 |
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== 症状 == |
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爪水虫になると、初期では[[爪]]の先の色が、白っぽくなるだけであり、自覚症状はない。しかし、次第に指側に侵食していき、最終的には爪全体の色が、白色・黄色・黒色に変色する。爪水虫となった爪は、盛り上がったように生え、ボロボロと崩れる。それにより、新たに白癬菌をばら撒き、新たな水虫の原因となる。 |
爪水虫になると、初期では[[爪]]の先の色が、白っぽくなるだけであり、自覚症状はない。しかし、次第に指側に侵食していき、最終的には爪全体の色が、白色・黄色・黒色に変色する。爪水虫となった爪は、盛り上がったように生え、ボロボロと崩れる。それにより、新たに白癬菌をばら撒き、新たな水虫の原因となる。 |
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水虫の症状としては、末期にあたるもの。初期であれば、比較的に早く治療することが可能である。進行した爪を[[爪きり]]で切断し、皮膚には外用薬を塗ることで完治する。内部まで進行した爪水虫は、医師の処方する内服薬が必要となる。 |
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== 患者層 == |
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爪水虫は、長期間にわたり水虫を患っている人ほど、かかりやすい病気である。中高年が患いやすい病気と言えるが、10代や20代であってもかかる病気である。かつては男性の病気とされていたが、女性も革靴や[[ブーツ]]を履くことから例外ではなくなった。 |
爪水虫は、長期間にわたり水虫を患っている人ほど、かかりやすい病気である。中高年が患いやすい病気と言えるが、10代や20代であってもかかる病気である。かつては男性の病気とされていたが、女性も革靴や[[ブーツ]]を履くことから例外ではなくなった。 |
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== 危険性 == |
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水虫の症状としては、末期にあたるものであり、極めて早い治療が必要である。初期であれば、比較的に早く治療することが可能であるので、早急に医師の診断を受けることが必要である。内部まで進行した爪水虫は、医師の処方した内服薬なしには、完治は出来ない。ごく初期のものであれば、進行した爪を[[爪きり]]で切断し、皮膚には外用薬を塗ることで、完治が可能である。 |
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症状が進行すると、靴が履けなくなったり、歩きにくくなったりするなど、日常生活に支障をきたすケースもある。たかが水虫と侮りがちだが、[[糖尿病]]の人は[[合併症]]の危険もある。また、生活空間を共にする以上、他の指にも爪水虫が拡大したり、家族などにも感染が広がる可能性も高いため、早期治療が必要である。 |
症状が進行すると、靴が履けなくなったり、歩きにくくなったりするなど、日常生活に支障をきたすケースもある。たかが水虫と侮りがちだが、[[糖尿病]]の人は[[合併症]]の危険もある。また、生活空間を共にする以上、他の指にも爪水虫が拡大したり、家族などにも感染が広がる可能性も高いため、早期治療が必要である。 |
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==治療法== |
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治療には若年者では半年、中高年では1年-1年半かかることもある{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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日本で2015年に抗真菌薬の外用薬の[[エフィナコナゾール]](商品名クレナフィン)が承認され、国際的な治験は中等度の症状まで行われたため重症では治療成績は不明である{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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=== 内服薬 === |
=== 内服薬 === |
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通常の水虫の場合、スプレーや塗り薬のような[[外用薬]]を用いて治すことが多いが、爪水虫の治療法は、外用薬では根治することは出来ない。爪水虫には、[[内科学|内科]]・[[皮膚科学|皮膚科]]などに通院して、[[テルビナフィン]](ラミシール)など[[抗真菌薬]]の内服薬を処方してもらい、[[朝食]]後1日1錠ずつ3-12ヶ月ほど服用することで、多くの場合1年以内に完治す |
通常の水虫の場合、スプレーや塗り薬のような[[外用薬]]を用いて治すことが多いが、爪水虫の治療法は、外用薬では根治することは出来ない。爪水虫には、[[内科学|内科]]・[[皮膚科学|皮膚科]]などに通院して、[[テルビナフィン]](ラミシール)など[[抗真菌薬]]の内服薬を処方してもらい、[[朝食]]後1日1錠ずつ3-12ヶ月ほど服用することで、多くの場合1年以内に完治する。 |
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パルス療法以外では、爪が完全に生え変わるまで服用する必要がある。手の場合6ヶ月、足の場合12ヶ月で、爪は完全に生え変わる。ただし、生え変わりのスピードは指によって異なり、[[親指]]は早く、小指は遅い。また、爪の長さや生え変わりのスピードなどは個人差もあるので、気長に根気よく治療をする必要がある。 |
パルス療法以外では、爪が完全に生え変わるまで服用する必要がある。手の場合6ヶ月、足の場合12ヶ月で、爪は完全に生え変わる。ただし、生え変わりのスピードは指によって異なり、[[親指]]は早く、小指は遅い。また、爪の長さや生え変わりのスピードなどは個人差もあるので、気長に根気よく治療をする必要がある。 |
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人により内服薬の[[副作用]]があり、[[胃]]の不快感、[[下痢]]、[[悪心]]、[[腹痛]]などが起こる場合がある。少数ではあるが、[[肝臓|肝]]機能に影響が出たり、[[貧血]]を訴える人もいるので、医師の診察を定期的に受けながら治療する必要がある。 |
人により内服薬の[[副作用]]があり、[[胃]]の不快感、[[下痢]]、[[悪心]]、[[腹痛]]などが起こる場合がある。少数ではあるが、[[肝臓|肝]]機能に影響が出たり、[[貧血]]を訴える人もいるので、医師の診察を定期的に受けながら治療する必要がある。 |
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*[[テルビナフィン]](ラミシール)朝食後、1日1錠。治験では3か月の投与で治癒率は50%程度{{sfn|渡辺晋一|2017}}。併用禁忌の薬も多く、血液検査も必須{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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*[[イトラコナゾール]] 1日2回1週間飲み3週間休薬し、それを3回行うパルス療法でしか日本では保険適用がなく治癒率は30%と言われる{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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*{{仮リンク|ホスラブコナゾール|en|Fosravuconazole}}(商品名ネイリン)1日1回。 |
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内服薬は、副作用の確認のために血液検査が必要となる{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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*[[グリセオフルビン]](グリセチン){{sfn|渡辺晋一|2017}}。副作用の問題や新薬の登場などもあり、2008年に日本では生産を終了。 |
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2014年のシステマティックレビューでは、テルビナフィンのほうがグリセオフルビンのほうが有効であり、テルビナフィンとイトラコナゾールでは比較するために適切となるような大人数の研究が欠けていた<ref name="pmid24714996">{{cite journal|author=Margarido Lda C|title=Oral treatments for fungal infections of the skin of the foot|journal=Sao Paulo Med J|issue=2|pages=127|date=2014|pmid=24714996|url=http://dx.doi.org/10.1590/1516-3180.20141322T1}}</ref>。 |
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=== 外用薬 === |
=== 外用薬 === |
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内服薬が無効な爪白癬にも有効な場合がある{{sfn|渡辺晋一|2017}}。副作用や薬物相互作用で内服できない場合の薬ともなる<ref name="naid130005611922">{{Cite journal |和書|author=薗田良一 |date=2017 |title=爪白癬治療薬クレナフィン<sup>®爪外用液10% |journal=Drug Delivery System |volume=32 |issue=1 |pages=60-64 |naid=130005611922 |doi=10.2745/dds.32.60 |url=https://doi.org/10.2745/dds.32.60}}</ref>。いずれも添付文書において1日1度の使用となっている。 |
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それと同時に、爪水虫になっている指の爪の間に、抗真菌薬をつけることにより、外側からも滅菌することで効果が上がる。また、たいていの場合は水虫を、足裏や指にも併発しているので、スプレー・塗り薬なども併用するのも効果がある。外用薬は、朝晩1日2回するのが効果的である。可能であれば、外用薬を使う前に「水虫用の[[石鹸]]」で洗って、タオルで拭いて清潔にしておくのが望ましい。 |
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日本では[[エフィナコナゾール]](製品名:クレナフィン、[[科研製薬]]製造販売<ref>http://clenafin.jp/product/</ref>)、そしてルリコナゾール(製品名:ルコナック、製造販売:佐藤製薬、販売元:佐藤製薬<ref>http://medinfo-sato.com/top.html</ref>、ポーラファルマ<ref>https://www.pola-pharma.co.jp/medicalmedicines/product/index.html</ref>)の2剤承認されている。 |
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*10%[[エフィナコナゾール]](商品名クレナフィン、[[科研製薬]]) |
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*5%{{仮リンク|ルリコナゾール|en|Luliconazole}}(ルコナック、佐藤製薬/ポーラファルマ) 2016年に承認され、エフィナコナゾールより安い{{sfn|渡辺晋一|2017}}。 |
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外用薬を使うことで、爪水虫によりボロボロと崩れていた爪が、わずかに硬く崩れにくくなり、水虫の拡大を防ぐことができるようになる。塗り薬の場合、手に感染したり範囲が広がったりする事もあるので、その場合にはスプレータイプを使うのが良い。 |
外用薬を使うことで、爪水虫によりボロボロと崩れていた爪が、わずかに硬く崩れにくくなり、水虫の拡大を防ぐことができるようになる。塗り薬の場合、手に感染したり範囲が広がったりする事もあるので、その場合にはスプレータイプを使うのが良い。 |
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== 出典 == |
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==参考文献== |
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*{{Cite journal |和書|author=渡辺晋一 |date=2017 |title=診療ガイドライン at a glance 皮膚真菌症診断・治療ガイドライン |journal=日本内科学会雑誌 |volume=106 |issue=4 |pages=802-806 |naid=130006681900 |doi=10.2169/naika.106.802 |url=https://doi.org/10.2169/naika.106.802 |ref=harv}} |
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*{{Cite journal |和書|author1=渡辺晋一 |author2=松田哲男 |author3=望月隆 ほか|date=2009 |title=皮膚真菌症診断・治療ガイドライン |journal=日本皮膚科学会雑誌 |volume=119 |issue=5 |pages=851-862 |naid=130004708665 |doi=10.14924/dermatol.119.851 |url=https://doi.org/10.14924/dermatol.119.851 |ref={{sfnRef|日本皮膚科学会雑誌|2009}} }} |
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==関連項目== |
==関連項目== |
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* [[足白癬]] |
* [[足白癬]](水虫) |
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2018年12月8日 (土) 08:26時点における版
爪白癬 (つめはくせん)とは、手足の白癬が進行し、爪の間に白癬菌が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状である。
治療には抗真菌薬を内服することが多かったが、2015年には日本でも外用薬が登場した。治療に数か月から1年以上かかることがある。
症状
足の爪などを不摂生に伸ばしていると、そこに汗や垢などの汚れが溜まり、それが白癬菌の温床となる。長時間ブーツなどを履いたり、雨でぬれたりすることで発症する。最初は爪ではなく、爪と隣接する指先が水虫となるケースが多く、そこから爪の間へと感染することで、ゆっくりと進行していく。
爪水虫になると、初期では爪の先の色が、白っぽくなるだけであり、自覚症状はない。しかし、次第に指側に侵食していき、最終的には爪全体の色が、白色・黄色・黒色に変色する。爪水虫となった爪は、盛り上がったように生え、ボロボロと崩れる。それにより、新たに白癬菌をばら撒き、新たな水虫の原因となる。
水虫の症状としては、末期にあたるもの。初期であれば、比較的に早く治療することが可能である。進行した爪を爪きりで切断し、皮膚には外用薬を塗ることで完治する。内部まで進行した爪水虫は、医師の処方する内服薬が必要となる。
患者層
爪水虫は、長期間にわたり水虫を患っている人ほど、かかりやすい病気である。中高年が患いやすい病気と言えるが、10代や20代であってもかかる病気である。かつては男性の病気とされていたが、女性も革靴やブーツを履くことから例外ではなくなった。
症状が進行すると、靴が履けなくなったり、歩きにくくなったりするなど、日常生活に支障をきたすケースもある。たかが水虫と侮りがちだが、糖尿病の人は合併症の危険もある。また、生活空間を共にする以上、他の指にも爪水虫が拡大したり、家族などにも感染が広がる可能性も高いため、早期治療が必要である。
治療法
治療には若年者では半年、中高年では1年-1年半かかることもある[1]。
日本で2015年に抗真菌薬の外用薬のエフィナコナゾール(商品名クレナフィン)が承認され、国際的な治験は中等度の症状まで行われたため重症では治療成績は不明である[1]。
内服薬
通常の水虫の場合、スプレーや塗り薬のような外用薬を用いて治すことが多いが、爪水虫の治療法は、外用薬では根治することは出来ない。爪水虫には、内科・皮膚科などに通院して、テルビナフィン(ラミシール)など抗真菌薬の内服薬を処方してもらい、朝食後1日1錠ずつ3-12ヶ月ほど服用することで、多くの場合1年以内に完治する。
パルス療法以外では、爪が完全に生え変わるまで服用する必要がある。手の場合6ヶ月、足の場合12ヶ月で、爪は完全に生え変わる。ただし、生え変わりのスピードは指によって異なり、親指は早く、小指は遅い。また、爪の長さや生え変わりのスピードなどは個人差もあるので、気長に根気よく治療をする必要がある。
人により内服薬の副作用があり、胃の不快感、下痢、悪心、腹痛などが起こる場合がある。少数ではあるが、肝機能に影響が出たり、貧血を訴える人もいるので、医師の診察を定期的に受けながら治療する必要がある。
- テルビナフィン(ラミシール)朝食後、1日1錠。治験では3か月の投与で治癒率は50%程度[1]。併用禁忌の薬も多く、血液検査も必須[1]。
- イトラコナゾール 1日2回1週間飲み3週間休薬し、それを3回行うパルス療法でしか日本では保険適用がなく治癒率は30%と言われる[1]。
- ホスラブコナゾール(商品名ネイリン)1日1回。
内服薬は、副作用の確認のために血液検査が必要となる[1]。
中止
2014年のシステマティックレビューでは、テルビナフィンのほうがグリセオフルビンのほうが有効であり、テルビナフィンとイトラコナゾールでは比較するために適切となるような大人数の研究が欠けていた[2]。
外用薬
内服薬が無効な爪白癬にも有効な場合がある[1]。副作用や薬物相互作用で内服できない場合の薬ともなる[3]。いずれも添付文書において1日1度の使用となっている。
外用薬を使うことで、爪水虫によりボロボロと崩れていた爪が、わずかに硬く崩れにくくなり、水虫の拡大を防ぐことができるようになる。塗り薬の場合、手に感染したり範囲が広がったりする事もあるので、その場合にはスプレータイプを使うのが良い。
出典
- ^ a b c d e f g h i 渡辺晋一 2017.
- ^ Margarido Lda C (2014). “Oral treatments for fungal infections of the skin of the foot”. Sao Paulo Med J (2): 127. PMID 24714996 .
- ^ 薗田良一「爪白癬治療薬クレナフィン®爪外用液10%」『Drug Delivery System』第32巻第1号、2017年、60-64頁、doi:10.2745/dds.32.60、NAID 130005611922。
参考文献
- 渡辺晋一「診療ガイドライン at a glance 皮膚真菌症診断・治療ガイドライン」『日本内科学会雑誌』第106巻第4号、2017年、802-806頁、doi:10.2169/naika.106.802、NAID 130006681900。
- 渡辺晋一、松田哲男、望月隆 ほか「皮膚真菌症診断・治療ガイドライン」『日本皮膚科学会雑誌』第119巻第5号、2009年、851-862頁、doi:10.14924/dermatol.119.851、NAID 130004708665。
関連項目
- 足白癬(水虫)