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「夫源病」の版間の差分

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2018年11月9日 (金) 09:15時点における版

夫源病(ふげんびょう)とは、夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする病気のこと。医学的な病名では無い。主人在宅ストレス症候群と呼ばれることもある[1][2]

夫の「学歴」、「性格」、普段の言動や「男性更年期症候群による不調が妻にもストレスとして大きな影響を与え[3]、この妻へのストレスが妻の心身の様々な症状となって現れるもの[4]。特に、夫の暴言や、器の小さい男は大きく影響を及ぼす[5]。夫の存在そのものが強いストレスとなっているとする見解もある[6][2]

原因

妻が夫から受けるストレス。

命名

「夫源病」の呼称は医師の石蔵文信が、更年期外来での診察中に気が付き、自身の著書で発表した[4]、「主人在宅ストレス症候群」の呼称は医師の黒川順夫[1]による。

症状

精神的な症状のほかに身体的な症状が現れ、更年期障害の症状と似ているとされる[4]

  • 動悸、眩暈、イライラ、強い頭痛、不眠、全身の痛み など

治療

参考書籍

  • 「いつまでたっても更年期が終わらない…… 奥さん、それは「夫源病」ですね。」(出版)静山社 2013年 ISBN 978-4863892132

出典・脚注

  1. ^ a b 黒川順夫. 主人在宅ストレス症候群. 双葉社, 1993., NAID 10029728667
  2. ^ a b 黒川順夫、主人在宅ストレス症候群 心身医学 2009年 49巻 2号 p.99-, doi:10.15064/jjpm.49.2_99
  3. ^ 大関信子、 大井けい子、佐藤愛、池田礼美、【原著】乳幼児を持つ母親のメンタルヘルス : 父親のメンタルヘルスと関連要因 女性心身医学 2013年 18巻 2号 p.248-255, doi:10.18977/jspog.18.2_248
  4. ^ a b c (著)石蔵文信 『夫源病 - こんなアタシに誰がした - (阪大リーブル031)』 (出版)大阪大学出版会 2011年 ISBN 978-4872593143
  5. ^ 20・30代注意!「夫源病」の根深い病根の断ち方 共働き妻は器の小さい男に心底苦しんでいる 東洋経済ONLINE 記事:2018/11/08
  6. ^ 体調不良は夫のせい?夫が妻を病気にする「夫源病」
  7. ^ 石蔵文信、中高年女性を苦しめる夫源病と男性更年期障害(<特集>第14回日本女性心身医学会研修会報告) 女性心身医学 2012年 17巻 2号 p.188-192, doi:10.18977/jspog.17.2_188

関連項目

外部リンク