霜月信二郎
霜月 信二郎(しもつき しんじろう、1944年 - )は日本の推理作家。名古屋市生まれ。幻影城新人賞の佳作となった短編「炎の結晶」でデビューした。
来歴
本名は原信夫。1969年、慶應義塾大学経済学部中退。1977年、探偵小説専門誌『幻影城』の第2回幻影城新人賞小説部門で「炎の結晶」が佳作となり、デビューした(入選作なし、霜月以外の佳作は加藤公彦、辻蟻郎)。[1]
幻影城新人賞の受賞者を中心に結成された「影の会」のメンバー。デビュー作を含め、『幻影城』に6短編が掲載されている。
作品リスト
- 炎の結晶 (No.27、1977年2月号) - 第2回幻影城新人賞 佳作
- 密室のショパン (No.32、1977年7月号)
- 黄金の小指 (No.43、1978年5月号)
- 消えた原稿 (No.44、1978年6・7月合併号)
- 葬炎賦 (No.46、1978年9月号)
- 運ばれた死体 (No.52、1979年6月号)
- アンソロジー採録
- 密室のショパン - 鮎川哲也編『密室探求 第二集』(1984年1月、講談社文庫)
- 炎の結晶 - 『甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(1997年8月、角川書店 カドカワ・エンタテインメント)
脚注
- ^ 『甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(1997年8月、角川書店)の著者紹介参照