阻塞弾発射機
阻塞弾発射機(そさいだんはっしゃき)とは、第二次世界大戦で日本軍が使用した迫撃砲のような対空兵器である。
概要
低空で地上攻撃してくる敵戦闘機や爆撃機を迎撃する目的で作られた。直径70mmと81mmの二種類が存在し、南方戦線で使用されたといわれている。
7cm阻塞弾発射機
地上から垂直に打ち上げられると高度600mで7個の子弾に分裂してパラシュートでゆっくり降下する、パラシュートの紐に敵機が引っかかると爆発する構造で、引っかからなかった場合は3秒後に自爆する。
- 口 径:70mm
- 砲身長:1200mm
- 最大射高:600m
8cm阻塞弾発射機
7cm阻塞弾発射機の拡大版で到達高度が1000mとなり射程距離が伸びた、これに伴い自爆するまでの時間も12秒に延長された。
- 口 径:82mm
- 砲身長:1880mm
- 最大射高:1000m