越ノ海勇藏 (初代)

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越ノ海勇藏
基礎情報
四股名 越ノ海 勇藏
出身 越後
成績
現在の番付 引退
最高位 前頭筆頭
生涯戦歴 144勝38敗18分13預20無勝負45休(36場所)
幕内戦歴 133勝35敗17分13預19無勝負45休(34場所)
データ
初土俵 宝暦9年3月場所
入幕 宝暦9年3月場所
引退 安永9年10月場所
備考
2017年8月7日現在

越ノ海 勇藏(こしのうみ ゆうぞう、生没年不詳)は、越後出身の江戸相撲力士。最高位は前頭筆頭。

経歴[編集]

越後国(現・新潟県)出身。相撲巧者と評判をとり、江戸相撲の初期(宝暦年間)から谷風梶之助の時代まで長く活躍、稲川、千田川、艫綱とあわせて「四天王」と称された。好成績を上げ、優勝相当の成績も数度残したが、番付運に恵まれずに三役昇進は果たせなかった。安永9年(1780年)10月場所、新進気鋭の小野川喜三郎を破った場所を最後に土俵を去る。21年間の土俵生活であった[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 酒井, pp. 104, 144.

参考文献[編集]

  • 酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。