表面実装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。吉川進 (会話 | 投稿記録) による 2019年3月22日 (金) 03:29個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (LTA:YQMによる ID:71889043 の版を取り消し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

表面実装された基板の例

表面実装(ひょうめんじっそう)とは電子部品プリント基板実装する方法の一つ。SMT (Surface mount technology) とも呼ばれる。 また、表面実装用の部品をSMD (Surface Mount Device) と呼ぶ。

電子部品のリードをプリント基板の穴に固定する方法(スルーホール実装)に比べて、スペースを取らない。1960年代に開発され、現在では、電子回路を持つほとんどの製品で採用されている。電子部品の実装にはチップマウンター(表面実装機)と呼ばれる専用装置を使うか、極小ロット品や人件費の安い国では、人が直接ピンセットを使っておこなうこともある。

基本的には、クリームはんだ印刷機による基板上へのはんだ印刷(またはディスペンサによる部品搭載位置への接着剤塗布)を行った後にチップマウンターで部品の実装を行い、その後リフロー炉で熱を加えてはんだを溶かし、部品を基板に固定するという流れである。

製造装置

表面実装製造ラインの例
1: ローダ 2: コンベア 3: 検査・修正スペース 4: チップマウンター 5: リフロー炉 6: アンローダ 9: クリームはんだ印刷機

関連項目