蕭子倫

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蕭 子倫(しょう しりん、479年 - 494年)は、南朝斉皇族。巴陵王。武帝蕭賾の十三男。は雲宗。

経歴[編集]

蕭賾と傅充華のあいだの子として生まれた。永明2年(484年)7月、巴陵王に封じられた。永明7年(489年)2月、持節・都督南豫司二州諸軍事・南中郎将・南豫州刺史となった。永明10年(492年)、北中郎将・南琅邪彭城二郡太守に転じた。永明11年(493年)、蕭昭業が即位すると、禄に優れた南彭城郡の任を剥奪され、代わりに南蘭陵郡の任が与えられた。

隆昌元年(494年)、散騎常侍・左将軍の位を受けた。

同年(延興元年)10月、宣城王蕭鸞の命により中書舎人茹法亮が派遣され、子倫は殺害された。享年は16。

伝記資料[編集]