コンテンツにスキップ

航空機用原子炉実験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。MystBot (会話 | 投稿記録) による 2011年1月11日 (火) 20:52個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: it:Aircraft Nuclear Propulsion)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ORNLに建設された航空機用原子炉試験施設

航空機用原子炉実験(こうくうきようげんしろじっけん、:Aircraft Reactor Experiment,ARE)とは2.5 MW出力の原子力爆撃機に搭載し得る出力密度原子炉の原子炉の実験である。

先行して熱交換式原子炉実験 Heat Transfer Reactor Experimentとして以下の3台が製造された。すなわちHTRE-lHTRE-2HTRE-3である。フッ化ナトリウム溶融塩-四フッ化ジルコニウム-四フッ化ウラン(53-41-6 mol%)が核燃料として使用され、減速材として酸化ベリリウム(BeO)、冷却材として溶融ナトリウムが使用され、最大温度は860 °Cに達し、1954年、1000hr サイクル運転された。 最初の溶融塩型原子炉だった。ICBMの配備により計画は中止された。エンジンの設計は現在でもEBR-I記念建造物に見ることができる。

関連

外部リンク