紀利貞

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紀 利貞(き の としさだ、生年不明 - 元慶5年(881年))は平安時代初期の貴族歌人甲斐守紀貞守の子。官位従五位下阿波介

貞観17年(875年少内記に任ぜられ、元慶3年(879年従五位下・大内記に叙任される。元慶5年(881年阿波介に任ぜられるが、同年卒去。『古今和歌集』に四首が入集する歌人であった。

官歴

※以下、註釈の無いものは『古今和歌集目録』の記載に従う。

  • 貞観17年(875年)正月13日:少内記に任ず。
  • 元慶3年(879年
    • 正月11日:大内記に転ず。
    • 11月25日:従五位下に叙す[1]
  • 元慶5年(881年)2月15日:阿波介に任ず。

脚注

  1. ^ 日本三代実録元慶3年11月25日条。『古今和歌集目録』は12月25日に作る。