空誓
空誓(くうせい、生没年不詳 )は戦国時代 の僧侶。本證寺(安城市野寺)第十代で、蓮如の孫(曾孫とも)。三河一向一揆の中心人物。
略歴
永禄4年( 1561年 )に近江国堅田慈敬寺から本證寺に移った空誓は、やがて教団の利権を解体して三河国統一を目指す家康との対立が深まり、守護使不入の権が侵害されたことをきっかけに上宮寺や勝鬘寺とともに檄を飛ばし本願寺門徒をあつめ菅沼氏の砦を襲撃した [1]。空誓は怪力の持ち主で、自ら鎧を身につけ鉄棒を振り回し戦った [2]。空誓は永禄7年に小川の戦いで敗れ足助町に逃走したため本證寺は一時廃寺となった。
脚注
参考文献
- 『都道府県别日本の中世城館調查報告書集成』(東洋書林、2000年、176p)
- 『本願寺百年戦争』(法蔵館、1986年、116p)
外部リンク