登史草兵

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(とし そうへい、1921年 -)は、日本の探偵作家。

人物[編集]

経歴未詳。本名:斎藤草兵。本業は新聞記者だったとされる。山形県出身であり、1952~54年に幻想的な短編小説を3本発表した[1]。山形県出身の斎藤姓には、ほかに斎藤茂吉らがいる。非常に寡作ではあるが、怪奇味豊かな短編の佳作を残したとされる[1]

作品リスト[編集]

  • 「蟬」 - 『探偵実話』1952年10月号(世界社)掲載
    • 幻影城』1975年5月号(絃映社)再録
    • 『怪談ミステリー集』(双葉社新書、1978年8月 / 双葉文庫版、1985年8月)収録
    • 『夢見る妖虫たち 幻獣小説集』(北宋社、1994年9月)収録
    • 『幻想小説大全 鳥獣虫魚』(北宋社、2002年1月)収録
  • 「葦」 - 『探偵実話』1953年3月号(世界社)掲載
    • 『怪奇探偵小説集 続』(双葉社新書、1976年7月)収録
    • 『怪奇探偵小説集II』(双葉文庫、1984年7月)収録
    • 『怪奇探偵小説集 2』(ハルキ文庫版、1998年6月)収録
  • 「鬼」 - 『オール読切』1954年1月号(共栄社)掲載

脚注[編集]

  1. ^ a b 鮎川哲也編『怪奇探偵小説集Ⅱ』(双葉社、1984年7月)「著者紹介」に拠る。

外部リンク[編集]